脂肪肝には薬が効かないってほんと? 脂肪肝の正しい治療方法とは

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肝臓に脂肪が溜まった状態、「脂肪肝」になってしまうと、健康状態が不安になりますよね。
そのまま、何も対処しなければ、悪化して肝硬変や肝臓がんなどの病気に繋がる恐れもあります。

実はそんな脂肪肝、「お酒を飲む人に起こる症状」と考えられてしまいがちですが、食生活が偏っていたり、運動不足だったりする人にも起こるリスクがあるのです。

そこで、そんな誰にでも起こりうる「脂肪肝」になってしまった場合の、薬や治療法についての気になる情報を紹介していきます。

脂肪肝に薬は効かない?

「脂肪肝に薬は効かない」なんて言われると、ますます不安が大きくなってしまいますよね。
「脂肪肝になってしまったら、治すことは不可能なのか?」なんて考えてしまう方もいらっしゃるでしょう。

では実際に、脂肪肝に薬は効かないのかというと、薬の使い方によります。

実は脂肪肝という症状には、大抵の場合は薬の処方がありません。
なぜなら、生活習慣を改善していくことこそが正しい治療方法だからです。
薬で無理やり症状を抑えたりするのではなく、脂肪肝の原因となっている生活習慣を変えていくことで、健康的な状態を取り戻すことが理想的な方法なのですね。

ただし、中には脂肪肝でも薬が処方されるケースもあります。
また、市販薬の中にも、脂肪肝に効くというものもあります。
これらについては、脂肪肝を根本的に治すものではなく、あくまでも治療の補助として使用するものと考えましょう。

つまり、「脂肪肝を根本的に治すため」という目的では、「薬は効かない」と言えます。
もし脂肪肝に対して薬が処方されることがあったとしても、「薬さえ飲んでいれば大丈夫」と安易に考えるのは良くないということですね。

脂肪肝の正しい治療方法☆生活習慣編

脂肪肝の正しい治療方法としては、まずは乱れた生活習慣を正していくことが重要になります。

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まず、脂肪肝はアルコールが原因で起こることが多い症状ですので、禁酒をすることが大切です。
いくら「脂肪肝に効く」と言われる薬などを服用していても、お酒を飲みすぎていれば、効果は期待できません。
禁酒が難しいという方は、まずは飲む量を減らしていくことから始めましょう。

それから、運動を取り入れていくことも大切です。
週5日、1日30分程度のウォーキングを取り入れるだけでも、運動不足が軽減され、脂肪肝の治療に効果が期待できます。

「運動」というと、ジムなどで本格的な運動をしたり、スポーツを始めたりしなければならないイメージを抱く方も多いかもしれません。
ですが、大切なのは「無理のない範囲で続けること」。
そのためには、「ちょっと買い物ついでにウォーキング」といった、時間的にも体力的にも無理のない運動を行っていく方が良いでしょう。

この「運動を取り入れる」という治療方法は、非アルコール性脂肪肝にも効果が期待できます。

脂肪肝の正しい治療方法☆食生活の改善

脂肪肝の正しい治療方法で、特に重視したいのが食生活の改善です。
アルコールを飲まない方でも、食べ過ぎていたり、脂肪分や糖質を多く摂り過ぎている方は、脂肪肝になることがあります。
そこで、まずは「腹八分目」の食事を心がけてみましょう。

もちろん、食事の改善は「量」だけでなく、「質」にもこだわることが大切です。
例えば「量は減らしたけれどお菓子ばかり食べている」なんて方法では、脂肪肝の正しい治療方法とは言えません。
また、中には「糖質制限ダイエット」のような極端な方法をとる方もいますが、これも健康を害する恐れがあるので注意が必要です。

量は控えめで、野菜やお肉、お魚、海藻類など、いろいろな食べ物をバランスよく食べることを心がけていきましょう。
特に良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの中には、肝臓に嬉しい効果をもたらしてくれるものもたくさんあります。
肝臓の再生能力を高める効果がある栄養をしっかり摂取することも、治療の1つとなるのです。

脂肪肝の正しい治療方法について~まとめ~

脂肪肝は薬を使用しても、生活習慣や食生活を改善していかなければ、治すのは難しい症状です。
対処せずにいたことが原因で、悪化して根治が難しい病気になってしまうのを防ぐためにも、まずは生活習慣を見直していきましょう。
その上で、重症の脂肪肝であるという方は、補助的に薬を使用してみるのも1つの方法と言えるでしょう。

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