夏バテの症状は大人だけでなく、子供にとっても辛いものです。
一昔前なら、子供は真夏でも駆け回って遊んでいるようなイメージがありましたが、実は大人よりも小さくてデリケートな体。
その分、暑さにも敏感に反応してしまいます。
では、そんな夏バテの症状、子供の場合はどうやって予防や対策をしていけば良いのでしょうか?
また、食欲が低下してしまった時の食事についても紹介していきます。
夏バテの症状☆子供の予防と対策
夏バテの症状で子供に現れるものとしては、食欲不振や倦怠感、イライラなどが代表的です。
さらに、これらに加えて症状が悪化した際には、吐気や嘔吐、下痢といった症状が起こることもあります。
中には発熱してしまうケースもあるので、注意深く様子を見てあげたいですね。
症状がひどい場合には、まずは医療機関を受診してみましょう。
もし他に夏風邪など、病気の様子が見られない場合には夏バテであると考えることができます。
成長期の子供ですから、食欲の低下も嘔吐や下痢も、できるだけ防いであげたいところですよね。
そこで、これらの夏バテの症状を予防するために効果的なのが、涼しい時間帯に子供を外で遊ばせて体を鍛えるということです。
昔の子供は真夏に外で走りまわっていても平気だったのに、今の子供は夏に弱いのは、屋内で過ごすことが増えたからだと言われています。
まずは外で走りまわることで、汗腺を鍛え、体温調節が上手にできるようにサポートしてあげましょう。
室内でゲームばかりしていたり、冷房の効いた部屋で1日中過ごすようなことは避けたいですね。
それから、夏バテになってしまった時の対策としては、水分をしっかり与えて、食べられるものから食べさせて栄養を補給することです。
特に夏バテにはビタミンB群が大切であると言われています。
こういった栄養を積極的に摂取し、辛い時には体をしっかり休めてあげましょう。
夏バテの症状☆子供に梅ご飯!
夏バテの症状で子供が辛い思いをしている時には、夏バテに効果的な梅干しを食べさせてみるのも1つの方法です。
梅干しにはクエン酸が含まれており、疲れを解消する効果が期待できます。
また、梅を食べると食欲も増進します。
食欲が低下している時でも、梅を食べることで、色々な栄養を摂りやすくなるというメリットもあるのです。
梅を使ったレシピは色々ありますが、子供が食べやすいという視点で考えると、梅ご飯がシンプルで良いでしょう。
ご飯を炊く際に、炊飯器に梅を放り込み、仕上げに混ぜ込むだけでご飯が全体的に梅風味になって美味しくいただけます。
梅を入れておくことで、夏場に気になる食中毒の予防にも役立ちますので、ぜひ取り入れてみてください。
もちろん、この梅ご飯は子供だけでなく、大人にとってもおいしくいただけるご飯です。
夏に美味しい青じそなどを刻んで入れてみると、子供用とは一味違った美味しさを実感できますね。
夏バテの症状☆子供にトン汁!
夏バテに効果的な食品と言えば豚肉ですよね。
豚肉にはビタミンB群が含まれており、これがエネルギーの代謝などに効果を発揮し、夏バテの症状を和らげてくれます。
それからもう1つ、日本には魅力的な食品があります。
それが味噌です。
味噌の原料である大豆には、アミノ酸やビタミン類もたっぷり含まれているので、夏バテの予防と対策にもピッタリです。
夏場に味噌汁というのは食べにくく感じられるかもしれませんが、意外と体が温まり、汗をかくのは心地よいものです。
野菜もたっぷり入れて、トン汁で夏バテに負けない体づくりをしてみましょう!
まとめ
夏バテの症状、子供の場合は保護者の心がけ次第で、予防や対策をしていくことが可能です。
快適な空調が整った室内だけで過ごすのが、必ずしも子供のためになるとは言えません。
夕方の涼しい時間帯には、外で思いきり体を動かしたり、栄養バランスのとれた食事を用意したりして、夏バテ対策をしていきましょう。