飲み会はとても楽しいけれど、翌日の二日酔いが辛い・・・
そんな不安を抱えて、毎回、飲み会に参加している方は少なくないでしょう。
二日酔いの頭痛や吐き気がひどいと、翌日、何もできなくなってしまうこともありますよね。
そこで、そんな二日酔いが起こるメカニズムや予防法、さらに、もし二日酔いになってしまった場合にも、すぐに解消する方法を5選、紹介していきます。
二日酔いで頭痛や吐き気が起こる原因は?
二日酔いで起こる頭痛や吐き気は、そもそもどのようなメカニズムで発生するものなのか、知っておくと、より対策が立てやすくなりますね。
実は二日酔いというのは、様々な原因が関係しあって起こる症状と考えられています。
例えばズキズキと響くような頭痛が起こるのは、アルコールの血管拡張作用などが関係しています。
この血管拡張作用が長引くと、血管が炎症を起こしてしまい、二日酔いの頭痛の症状が起こってくるのです。
それから、二日酔いで倦怠感や吐き気が起こるのは、主に脱水症状が原因と考えられます。
アルコールには利尿作用があり、たっぷりの水分を摂っているようでいて、実はそれ以上の水分が失われています。
そのため、飲んだ後に水分を補給せずに寝てしまうと、翌朝にはひどい脱水症状になり、倦怠感、吐き気などの症状が起こってくるのです。
他にも、アルコールは低血糖を引き起こしてしまうこともあります。
その結果、筋肉痛や倦怠感といった二日酔いの症状が引き起こされます。
また、日本人はアセトアルデヒド脱水素酵素の分泌や活性が弱いため、飲んだ翌日までアセトアルデヒドが体内に残り、頭痛や吐き気を起こすこともあります。
このように、二日酔いで起こる頭痛や吐き気、倦怠感、筋肉痛などの様々な症状は、アルコールによるいろいろな作用が関係しあって起こるものであると言えるのです。
二日酔いを予防するには!?
頭痛や吐き気など、辛い二日酔いは、予防するに越したことはありません。
翌日、気持ち良く目覚められるという安心感があれば、飲み会も心から楽しめますよね。
では二日酔いを予防するにはどうすれば良いのかですが、これについては、まず第一に「自分の適量」を知ってお酒を楽しむことが重要です。
適量を超えて飲めば、翌日まで残りやすくなってしまうのは当然ですね。
それから、二日酔いを予防するためには、飲む前の準備も大切です。
まず、空腹状態のままでお酒を飲むとアルコールの吸収が良くなってしまいます。
お酒を飲む時は、何かお腹に入れてからにしましょう。
お腹に入れてから飲むことで、二日酔いの原因の1つである「低血糖」を防ぐのにも役立ちます。
また、お酒を楽しむ際には一緒に「水」を飲むようにしてください。
こうすることで、脱水症状による二日酔いの症状を予防するのに役立ちます。
飲み会が終わり、寝る前にも1杯の水を飲んでおくと、より効果的です。
さらに、お酒を楽しむ際にはおつまみにもこだわってみてください。
例えばおつまみの定番、枝豆はアルコールの代謝を促進するので、おすすめです。
そしてもう1つ、大切なのが飲み方ですね。
一気飲みなどをしていると、どうしても酔いが回りやすくなり、翌日にも残りやすくなります。
落ち着いて、無理のないペースでゆっくりとお酒を楽しみましょう!
二日酔いの頭痛や吐き気をすぐ治す方法5選!
気を付けているつもりでも、つい二日酔いになってしまうことがありますよね。
そんな時には、すぐ治す方法を試してみましょう。
コーヒーを飲む
二日酔いで、特に頭痛がひどい時にすぐ治す方法として知られているのが、「コーヒーを飲む」という方法です。
コーヒーは血管を収縮させる作用があるため、頭痛を和らげるのに役立つのです。
スポーツドリンクを飲む
二日酔いによる頭痛や吐き気は、脱水症状、低血糖などが原因になっていることがあります。
そのような場合に、失われた水分と電解質、糖分を摂取できるスポーツドリンクは対策として非常に有効です。
しじみ汁を食べる
昔から二日酔いに良いと言われているのが、しじみです。
しじみには、アセトアルデヒドの分解を促進する作用があります。
食欲が無くても、しじみ汁を食べてみましょう。
脂質や糖質を摂る
二日酔いの朝は、「何も食べられない」「あっさりしたものが良い」と考えてしまいがちですが、実は意外と、糖質や脂質を食べた方が早く治りやすいと言われています。
特に卵やベーコン、コーンフレークなどは二日酔い対策に効果的と言われていますので、コーヒーを添えて、オシャレな朝食で頭痛と吐き気に対策してみましょう。
頭痛薬を上手に使う
食べ物や飲み物での対策では、二日酔いの頭痛が改善されないという場合には、頭痛薬を飲む方法もあります。
頭痛薬は薬なので、即効性という面で優れています。
すぐ治す必要がある解きには、市販の頭痛薬に頼ってみると良いですね。
二日酔いの頭痛や吐き気をすぐ治す方法~まとめ~
二日酔いの頭痛や吐き気は、上手なお酒の飲み方をして、事前に予防しておけば、症状を起こさずに済むものです。
ですが、それでもどうしても飲み過ぎてしまった場合には、翌日にしっかり対策すれば、早く治すことは決して不可能ではありません。
二日酔いで辛い時には、症状に合った「すぐ治す方法」を実践して、体調を整えてみましょう!