夏本番、紫外線の非常に強い季節。
ちょっと油断して外出したりしていると、気が付くとひどい日焼けをしてしまっていることがありますよね。
もちろん日焼けは「防ぐ」ことが大切なのですが、「日焼け止めを塗り忘れてしまった!」「日焼け止めを塗っていたけれど、落ちてしまった!」なんてこともあるでしょう。
そんなうっかり日焼けでひどい状態になってしまった時には、正しい対処法できちんとケアしてあげることが大切です。
そこで、夏本番に向けて、日焼けの正しい対処法をチェックしてみましょう。
ひどい日焼けの正しい対処法☆やってはいけないことは?
ひどい日焼けの正しい対処法を知る前に、まずは「やってはいけない間違えたケア」を知っておくことも大切です。
間違えた対処法をしてしまうことで、ますます症状が悪化してしまう恐れもあります。
まず「やってはいけない対処法」の1つとして挙げられるのが、「皮を剥くこと」です。
ひどい日焼けをしてしまうと、皮がポロポロと剥けてきます。
これは、強い紫外線によって皮膚の細胞が乾き、死んでしまったため、そんな死んだ皮が剥けてくるのです。
皮がポロポロ剥けてくると、つい剥がしたくなってしまう方もいらっしゃるでしょう。
ですが、ここで皮を剥がしてしまうと、せっかくできはじめた新しい皮膚も一緒に剥がれてしまう恐れがあります。
できるだけ無理に剥がそうとせず、自然に剥がれるのを待ちましょう。
それからもう1つ、ひどい日焼けに対する対策として、やってはいけないのが、刺激の強い化粧品の使用です。
日焼け後は慌てて美白化粧品でケアしようとしてしまう方もいますが、美白成分の中には刺激の強いものもあるため、これは控えた方が安心です。
美白化粧品によるケアは、お肌の状態が十分に落ち着いてからにしましょう。
さらに、気を付けたいのが洗浄です。
ひどい日焼けをした部分は、石鹸で洗ったりすると、症状が悪化してしまう恐れがあります。
熱いお湯を使って洗うと、これも悪化の原因になりますので、ぬるま湯で優しく流す程度の洗い方を心がけましょう。
ひどい日焼けの正しい対処法☆直後のケアは?
ひどい日焼けをした直後のお肌は、赤く火照っていたり、ヒリヒリとした痛みがあったりします。
このような状態の時の対処法は、まずはとにかく「冷やす」ことです。
ひどい日焼けというのは、火傷をしたのと同じ状態です。
火傷をした時には、まずは十分に患部を冷やしますね。
これと同様に、日焼けの部分もしっかりと冷やし、赤みや火照りを抑えてあげることが大切なのです。
冷やす際には、流水か、冷たい水で絞ったタオルを用いましょう。
保冷剤などを用いると、冷やし過ぎて低温火傷を起こしてしまう恐れもあります。
赤みや火照りが落ち着くまで、優しい冷たさで十分に冷やしてあげましょう。
冷やしても症状が治まらず、あまりにもひどい場合には、皮膚科を受診してください。
ひどい日焼けの正しい対処法☆落ち着いたら?
十分に冷やして赤みや火照りが落ち着いたら、ひどい日焼けの正しい対処法として、次に行いたいのが「保湿」です。
日焼けした後のお肌は、大変乾燥しやすくなっています。
ここでしっかりと保湿ケアをしてあげることで、お肌に与えるダメージを最小限に抑えましょう。
日焼け後のお肌は大変デリケートになっていますので、保湿ケアをする際に使用する化粧品は、低刺激なものを選んでください。
特に皮が剥けている時は、刺激の強いものは厳禁です。
刺激の少ない化粧水でたっぷりと水分を与え、さらに乳液などで潤いが逃げるのを防いであげましょう。
症状がひどく、化粧水がしみてしまう場合は、落ち着くまでワセリンなどを塗布する方法もあります。
また、潤いは外側からだけでなく、内側から与えてあげることも大切です。
たっぷり水分を摂取して、代謝をアップすることでお肌のターンオーバーを促進し、日焼けによるダメージからの回復を早めましょう。
ひどい日焼けの正しい対処法~まとめ~
ひどい日焼けの正しい対処法は、優しく冷やして、きちんと保湿をすることです。
この基本をしっかり守り、正しくケアをすることができれば、ひどい日焼けでも残るダメージを最小限に抑えることができるでしょう。
夏本番に向けて正しいケア方法と間違えた対処法を知ることで、症状を悪化させるのを防ぎ、ひどい日焼けを速やかに改善できるようにしておきましょう。