結婚は、長い人生の中でも特に大きな出来事ですよね。
自分の友人や親類が結婚することになた際には、心からのお祝いの気持ちを伝えたいものです。
そこで、そんな時に贈るのがご祝儀。
ですが、式に渡すのが一般的なご祝儀は結婚式をしない場合、どうすれば良いのでしょうか?
また、式を挙げる場合でも、その式に出席できないケースもありますよね。
欠席してしまった場合は、どう渡せば良いのでしょうか?
そんな気になるご祝儀、結婚式にまつわるマナーを紹介していきます。
ご祝儀☆結婚式をしない場合は?
一昔前なら、結婚と言えば盛大にお祝いするのが当たり前でした。
ですが、最近では地味婚やナシ婚と言われ、式をしない夫婦も増えています。
では、ご祝儀は結婚式をしない場合、どうすれば良いのでしょうか?
一般的に、結婚式で渡すご祝儀は、引き出物や食事などおもてなしにかかる金額を超える程度の額を包むのが常識です。
そのため、3~5万円程度が一般的となっています。
例えば友人は自分の結婚式に来てくれて、3~5万円程度を包んでくれているのに、その友人自身の結婚式が無かった場合、どう包めば良いか迷ってしまいますね。
実はナシ婚と言われる式を挙げない場合であっても、基本的には相手に気を遣わせない程度の金額でご祝儀を包むのがマナーとなっています。
ただし、もし自分の結婚式にご祝儀を包んでくれているなら、やはりそれと同額を包むのが気持ちの良い方法と言えるでしょう。
もしそういったことが無く、気を遣わせない程度の金額で考えるのであれば、1万円程度の現金か、あるいはプレゼントを用意して贈るのも良いですね。
ご祝儀は、結婚という門出に立った親類や友人をお祝いする気持ちが込められた贈り物です。
そう考えれば、式を挙げる、挙げないに関わらず、やはりきちんと贈りたいものですよね。
ご祝儀☆結婚式をしないのに受け取ったら?
では逆に、結婚式を挙げる予定のないナシ婚なのに、ご祝儀を受け取った場合にはどうすれば良いのでしょうか?
例えば結婚式でのご祝儀というのは、食事や引き出物がお礼のような形になります。
そのため、これには特に内祝いは行いません。
ですがそんなご祝儀、結婚式をしない場合に関しては、やはり内祝いとしてきちんとお返しするのがマナーになります。
いただいた金額の半額程度を、結婚内祝いとして贈りましょう。
プレゼントなどでお祝いしてくれた方に対しても、もらいっぱなしにするのではなく、ちょっとしたお返しをすると良いですね。
お菓子などでも良いですし、お礼の気持ちが伝わるものなら何でも良いので、きちんとお返しすることで、より人間関係が円滑になるでしょう。
様々な事情で式を挙げない場合であっても、やはり守るべきマナーは、きちんとしておきたいところですね。
ご祝儀☆結婚式欠席の場合は?
では、もし結婚式に招待されていたのに、何らかの事情により欠席してしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか?
「欠席だからご祝儀は不要だろう」という考え方では、あまりにも冷たいですよね。
欠席する場合でも、友人や親類が結婚するということをお祝いしたい気持ちを、ご祝儀という形できちんと贈りましょう。
ただし、ご祝儀は結婚式欠席の場合、食事代や引き出物代が不要になりますので、金額は変わってきます。
この場合は1万円程度を包むケースが多いですね。
あるいは、1万円程度と5,000円程度のプレゼント、と組み合わせて贈るのも良いでしょう。
欠席する場合の渡し方ですが、式の前に会う機会を設けて、直接手渡しするのが理想です。
ですが、それが難しい遠方の方の場合には、ご祝儀袋に入れて、現金書留で送るようにしましょう。
式よりも前に届くように送るのが理想ですね。
それから、同時にお祝いの手紙なども送れば、式には出席できなくてもお祝いしたい気持ちがあるということが伝わり、相手もそこまで不快に感じなくなってくれるかもしれません。
欠席の場合こそ、様々な心配りをすることが大切ですね。
まとめ
ご祝儀は結婚式をしない場合も、欠席の場合も、全く贈らないのではなく、状況に合わせて贈ることが大切です。
面倒なマナーと思われるかもしれませんが、こういったことがきっかけで人間関係がぎくしゃくすることもありますので、きちんとお祝いの気持ちが伝わるようなご祝儀の贈り方をしておきましょう。