寝ている間にかいてしまういびき。
一緒に寝ている家族などの迷惑になるだけでなく、いびきをかく本人にとっても、健康上の不安などが懸念されますよね。
では、そんないびきは、一体何が原因で起こるのでしょうか?
また、自立で治すにはどんな対策法を実践すれば良いのでしょうか?
気になるいびき改善方法6選をチェックしてみましょう!
いびきの原因は?
まずはそもそも、いびきが起こってしまうのはなぜなのか、その「原因」を知っておきたいところですね。
いびきというのは、喉や鼻などの粘膜が、呼吸により空気が通る際に振動することで起こります。
ですが、誰もがいびきをかくわけではないことからも分かるように、普通に呼吸をしていれば、このような現象は起こりません。
ではなぜ起こるのかと言うと、これは寝ている時に、鼻や喉などの上気道が狭まってしまうためです。
そして、この上気道が狭くなってしまう原因には、飲酒、ストレスや肥満、疲労、何らかの病気、薬の服用、老化などが考えられます。
これらの原因を見てみると、現代人がさらされるストレス、疲れ、肥満などの問題が、いびきを起こすメカニズムと深く関係していることが良く分かりますね。
また、これら以外にもいびきが起こる原因は数多く挙げられます。
・口呼吸
・鼻づまり
・口周りの筋肉が弱い
・首が太い・短い
こういった原因により、いびきをかきやすくなっている方もいます。
原因が分かれば、「ストレスを改善する」「お酒を控える」「ダイエットする」「鼻づまりを治す」など、自力で治すための対策法も見えてきますね。
いびきは放っておくと危険?
原因を知ると納得する方も多い「いびき」ですが、そもそも、なぜ治さなければならないのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。
では、いびきは放っておくと危険な症状と言えるのでしょうか?
実はこれは、いびきの種類によっても違ってきます。
例えば飲酒後、寝ている時に起こるような一時的ないびきは、原発性いびきなどと呼ばれており、それほど大きな問題にはなりません。
ですが、中には慢性的に繰り返されるいびきもあります。
大きないびきをかき、止まったと思うと、同時に呼吸もしばらく止まり、またいびき。
このような症状の方は、睡眠時無呼吸症候群である恐れがあります。
慢性的ないびきは、上気道が狭くなっていることが原因ですから、体に取り込まれる酸素量も不足し、脳の働きが低下する恐れもあります。
眠りの質も悪くなり、日中の活動にも影響が出てくることもありますので、できるだけしっかり対策しておきたいですね。
他にも、いびきは何らかの病気のサインである恐れもあります。
中には、脳の病気による意識障害でいびきをかいてしまうこともあるので要注意です。
いびきが起こった場合には、軽度でも、まずは自力で治す対策法を実践して、いびきをかかない健康的な眠りを目指しましょう。
いびき改善方法6選!
では、いびきを自力で治す対策法にはどのようなものがあるのか、具体的ないびき改善方法6選を紹介していきましょう。
口呼吸の改善
現代人に増えていると言われる口呼吸ですが、これはいびきを始め、様々な不調の原因になるので、すぐにでも改善するべきです。
癖になってしまっている方は、眠っている間も口呼吸をしていることが多く、舌が沈み込むことで気道が圧迫されてしまいやすくなります。
治すための方法としては、口にサージカルテープを貼り付けておいたり、ガム・グミなどを噛むことで咀嚼筋を鍛える方法などもあります。
普段から鼻で呼吸することを意識しておくことも大切ですね。
鼻づまりがひどい場合、どうしても口呼吸をしてしまいやすくなるので、これもしっかり対策をして、鼻の状態を整えておきましょう。
舌の体操をする
口周りの筋力が低下すると、寝ている間に舌が気道を狭くしてしまいやすくなります。
これを防ぐためには、舌を動かす体操を適度に行うのが効果的です。
口の中で舌を上げ下げしたり、舌で歯茎の周りをグルグル回すようにしたり、舌を前に出すなどの体操をしてみてください。
仰向けに寝ない
いびきは、特に仰向けに寝た時に起こりやすい症状です。
できるだけいびきをかかないために、横向きに寝る習慣を身に付けましょう。
仰向け寝がクセになっている場合は、抱き枕などを使うと、横向きに寝やすくなります。
枕を変える
毎晩のようにいびきをかく方は、もしかすると枕が合っていないのかもしれません。
特に高すぎる枕は、上気道を狭くしてしまいやすいので要注意です。
首が曲がらない高さの枕を使うようにしましょう。
ダイエットをする
太ると首回りにも脂肪が付くため、気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。
また、肥満は様々な生活習慣病の原因にもなりますので、しっかり対策しておきたいですね。
いびき改善法としてダイエットは有効な方法の1つですが、決して無理な方法で行ってはいけません。
健康的な食事をきちんと食べ、お菓子やインスタント食品は控えて、適度に体を動かす・・・
そんな体に優しいダイエットで、いびき対策と同時に、理想の体型に近づきましょう!
特に適度な運動は、いびきの原因の1つ「ストレス」の対策にも役立つので、ぜひ取り入れたいですね!
いびき対策グッズを使う
病院に行かなくても、自力でできる手軽ないびき対策法の1つが、グッズを使う方法です。
市販のいびき対策グッズの中には、かなり優秀なものもありますので、要チェックですね!
例えばマウスピース。
口の中に入れ、上下の歯に挟んで寝ることで、下あご、舌の落ち込みを予防することができます。
それから、鼻腔を広げるタイプのグッズは、鼻いびき対策に役立ちます。
鼻腔を広げることで、空気の通り道が広がると、いびきも起こりにくくなりますし、口呼吸しなくても快適に呼吸ができるようになります。
いびきの原因と対策法~まとめ~
いびきの原因の多くは、生活習慣の乱れにあると言えます。
ただし、生活習慣が整っていても、元々の舌や顎の形が原因になることもありますし、何らかの病気が原因になることもあります。
自力でできるいびき対策法はたくさんありますが、改善方法をいろいろ試しても効果が実感できない、いびきが改善されないという場合は、専門医に相談してみましょう。