夏場には厳しい暑さに食欲が出なくなったり、倦怠感がひどくなったりしますよね。
そんな夏バテの症状は子供にも起こってしまいます。
夏バテというと、食欲が無くなったり倦怠感があったり、といったものが大半です。
ですが中には、下痢や吐き気などの予想外の症状を引き起こしてしまうケースもあります。
そこで、そんな夏バテの症状で子供に起こるものの例と、その対策を紹介していきます。
夏バテの症状☆子供に起こる!?
そもそも子供というのは、夏の熱い盛りの日でも元気に走り回っている印象がありますよね。
ですが、実はそれは一昔前の話です。
地球温暖化の影響か、最近では猛暑と呼ばれるような異常な暑さの日もよくあります。
しかも室内に入ればエアコンが付いている施設が大半で、子供たちでも涼しい室内と暑すぎる外という環境を常に出入りしているような状態になっています。
大人でも、このような気温差により自律神経が乱れて様々な不調を起こしますから、子供の小さな身体が疲れてしまうのも当然と言えますよね。
子供は暑さに強い、という印象を勝手に抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、身体がまだ成長段階の子供は、気温の激しい変化に対応するのが難しい状態なのです。
夏バテを起こしてしまうのも無理はないですね。
夏バテの症状で子供に起こるものを挙げるとすると、疲労感、倦怠感、イライラといった比較的軽症なものが大半です。
ですが中には、吐気や微熱といった、何かの病気かもしれないと思えるような症状もあります。
もしこれらの症状があり、医療機関を受診しても、特に病気の原因が見つからない場合は、もしかすると夏バテかもしれない、と考えて対策をしてみましょう。
夏バテの症状☆子供に下痢?
夏バテの症状で子供に下痢が起こる、という例もあります。
夏場に起こる下痢というと、なんだか怖いイメージがありますよね。
確かに、中には食中毒などが原因で起こる下痢、という可能性もありますので、まずは医療機関を受診することが大切です。
ですが、特にそういった原因もないのに下痢が起こってしまうという場合は、もしかしたら単なる夏バテによる症状なのかもしれないと考えてみてください。
暑さの厳しい夏には、身体を冷やそうと冷たいジュースを飲んだり、アイスなどを食べたりしてしまいますよね。
するとお腹が冷え、下痢を起こすことが増えます。
子供の場合は特に、冷たいものやアイスをガッツリ飲食してしまうことも多いので、夏バテで下痢を起こすこともよくあるのです。
それから、夏バテの時には体の胃腸の機能が低下してしまいます。
これは食欲低下による栄養不足や、自律神経の乱れなどが原因ですね。
そうして機能が低下した胃腸では、便秘や下痢なども起こりやすくなるのです。
夏場に下痢を繰り返す子供は、夏バテ対策をしっかりしてあげることで、症状が改善されるかもしれません。
夏バテの症状☆子供の対策は?
夏バテの症状で子供に対策していくために、まず大切なのは生活習慣を整え、体調をしっかり立て直してあげることです。
最近では、偏食や夜更かしなど、あまり健康的ではない生活を送る子供が増えています。
そんな生活をしていると、さらに自律神経が乱れやすくなり、夏バテも起こりやすくなってしまいます。
夜はできるだけ21時までに寝かせてあげましょう。
朝は早起きして、涼しいうちから活動すると良いですね。
そうすれば食欲も出て、朝ごはんもしっかり美味しく食べられるでしょう。
それから、遊びや勉強、習い事など忙しい現代っ子ですが、夏バテの防止のためには、身体を休ませてあげることも大切です。
親が声をかけて、「今日はちょっとゆっくりしよう」という日を作ってみましょう。
また、冷たいものの摂り過ぎも良くありませんので、冷やし過ぎない水を飲ませるなどして、水分をしっかり補給してあげましょう。
水分補給は、夏バテの症状である下痢による脱水症状を防ぐためにも重要です。
同時に塩分やミネラルも失われますので、麦茶や味噌汁などを飲ませて、補給してあげると良いですね。
こういったちょっとした対策をするだけで、子供の夏バテの症状は劇的に改善されることもあるのです。
まとめ
夏バテの症状は子供にも様々な形で現れます。
小さな子供の場合、それが夏バテの症状であるということが自分でも分からず、悩んでいるかもしれません。
周囲の大人が「夏バテかも?」ということに気付き、きちんと体調を整えるためのサポートをしてあげることも大切ですね。