花粉症の辛い季節には、目も鼻も花粉から守るために、メガネとマスクを装着している方も少なくありませんよね。
また、風邪などの感染症が流行する季節にもマスクを使用する方が多いですが、「視力が良くないからメガネも必要」という方もいらっしゃるでしょう。
そのような「メガネとマスク」を両方使用したい方にとって、大変厄介な問題となるのが「メガネの曇り」です。
マスクをしてしまうとメガネが曇るので、視界が大変悪くなってしまうのです。
そこで、そんな悩みを抱える方のために、メガネとマスクを併用してもメガネが曇らない防止策、裏技を紹介していきます。
マスクでメガネが曇る原因は?
そもそも、なぜマスクをするとメガネが曇ってしまうのでしょうか?
解決法を知る前に、その原因も知っておきたいですよね。
実はこれは、レンズと息との温度差により起こる現象なのです。
人が吐き出す息は温かく、また水分も含まれています。
ですが、メガネのレンズは冷たいですよね。
その結果、温かい呼気がメガネのレンズによって冷やされ、細かい水滴がメガネに付着してしまいます。
また、レンズに付着した細かい水滴は、光の乱反射を起こしてしまいます。
すると透明感が損なわれ、曇って見えにくくなってしまうのです。
ただ、マスクをせずにメガネを付けた場合には、このような現象は起こりません。
ではなぜマスクをした場合にのみ起こるのかというと、これはマスクの鼻部分にある隙間から呼気が出てしまい、メガネに当たってしまうためなのです。
マスクをしてもメガネが曇らない方法~マスク選び~
マスクをするとメガネが曇る原理が分かったところで、メガネが曇らないための裏技・防止策をチェックしてみましょう。
まず第一に大切なのは、マスク選びです。
マスクをするとメガネが曇るのは、マスクの鼻部分にある隙間から温かい呼気が漏れてしまうことが原因です。
つまり、「マスクの鼻部分」に隙間が無ければ、マスクは曇らないのです。
近年、マスクはどんどん進化しており、鼻部分にクッションが貼り付けられていたり、立体構造で隙間を防ぐようなタイプも登場してきています。
こういったタイプのものを用いれば、呼気の漏れを防げるため、メガネは大変曇りにくくなります。
また、こういった隙間ができにくいタイプを選ぶことには、メガネの曇りを防ぐ以外にも嬉しいメリットがあります。
それは、花粉やウイルスをより効果的に防げるという点ですね。
こういったものは少しの隙間からでも侵入してしまいます。
マスクにマスクとしての役割をしっかり果たしてもらうためにも、メガネが曇らないよう防止するためにも、そんな隙間を作らないタイプのマスクを選んでみましょう。
マスクでメガネが曇らない方法~裏技~
マスクでメガネが曇らないよう防止する方法には、裏技と言えるものもあります。
まず、とても簡単にできるのが「マスクを二重にする」という方法です。
二重にしておくことで、呼気の漏れを防ぎやすくなり、メガネが曇りにくくなります。
それから、マスクの上部に細長く折ったティッシュを挟む方法も効果的です。
ティッシュで隙間が埋められるので、呼気が漏れにくく、曇るのを防止できます。
また、マスクの上部を外側に1度折るだけでも、呼気が漏れにくくなり、曇りにくくなります。
さらにメガネの下にマスクの上部を軽く挟むようにすると効果的です。
他にも、マスクではなくメガネ側に工夫をするタイプの裏ワザもあります。
メガネ用の曇り止めが市販されていますので、これを塗布しておけば簡単に曇りを防ぐことができます。
曇り止めがない場合は、中性洗剤や歯磨き粉を使ってレンズの油膜を取る方法もあります。
ただし、レンズに傷が付いたり、加工がダメになってしまう恐れもあるため、これらの方法はあくまでも自己責任と考えてください。
マスクでメガネが曇らないよう防止する裏技~まとめ~
マスクでメガネが曇らないよう防止するためには、マスクやメガネを「曇りにくいもの」に変えるのが最も確実な方法と言えます。
ですが、これではコストもかかってしまいますね。
コストをかけずに、ちょっとした工夫で簡単に曇りを防げる裏技もたくさんありますので、自分に合った方法で曇り対策をしてみましょう!
簡単な裏技で曇りを防止できれば、花粉の季節も感染症が流行する季節も、メガネの曇り知らずで快適に過ごせますね。