家事に育児に仕事に・・・
何かと忙しい現代人。
特に朝はドタバタしてしまい、「洗濯物を干している時間なんてない!」という方も少なくありません。
そして、そんな貴重な朝の時間に余裕を持たせるために、現代人に増えているのが、「夜に洗濯機を回す」という方法ですね。
ですが、夜に洗濯機を回して、これを夜のうちに外干ししてしまうというのは、本当に大丈夫なのでしょうか?
下着の盗難や夜露の心配など、様々な問題点と、その解決方法についてチェックしてみましょう。
夜に洗濯機を回すメリットは?
まず、現代人に増えている夜の洗濯ですが、これにはどんなメリットがあるのか知っておきたいですね。
夜に洗濯機を回すことにより、得られる最大のメリットと言えば、「朝の時間を節約できる」という点です。
朝は朝食の準備に片付け、自分自身の身支度、子供がいれば、子供の身支度や送迎など、まるで戦場のような忙しさを感じている方は少なくありません。
そこで、「洗濯物を干す」という時間のかかる家事を1つ、夜に回してしまうことで、朝の時間に余裕ができるというわけですね。
それから、次にメリットと言えるのが、お風呂の残り湯が使用しやすいという点です。
水の節約のために、お風呂の残り湯を使いたいという方は少なくないでしょう。
お風呂の残り湯を使いたいのなら、せっかくなので、汚れ落ちが良い「温かい状態」で使いたいものですね。
その点、夜なら家族がお風呂に入った後、まだ温かい状態で使えるので、残り湯のメリットを最大限に活かすことができるというわけです。
他にも、その日の洗濯物をその日のうちに洗えるので、雑菌の繁殖を抑えられるというメリットもあります。
このように、夜に洗濯機を回すことには多くのメリットがありますが、気になるのは「外干ししても大丈夫なのか?」という点ですね。
基本的には、夜に洗った洗濯物は、室内干しにしたいところ。
ですが、朝、外に出すのも大変ですし、室内に干すスペースがないという方もいらっしゃるでしょう。
そういった事情で外干しをする場合には、様々なデメリットがあることを理解しておきましょう。
夜の外干しは盗難の危険あり!?
夜の外干しで、まず心配なのは、洗濯物が盗難に遭ってしまう危険性が高いという点です。
夜間は人目も減りますので、朝から夕方にかけての時間帯よりも、盗難しやすい条件が整っていますね。
そのため、特に女性の下着などは、下着泥棒に狙われてしまうリスクが高くなります。
夜に外干しする際には、特にこういった盗難の危険性の高い洗濯物だけでも、室内干しにしておいた方が安心と言えるでしょう。
それから、中には夜に洗濯物を干していたために、放火されて火事になってしまったというケースもあります。
夜の洗濯物は、防犯上、あまり好ましくないと言えるでしょう。
夜の洗濯物の外干しは夜露などの心配も!
夜に洗濯物を外干しした場合、「乾かすために干している」はずなのに、「夜露に濡れて湿ってしまう」という問題もあります。
夜露により湿ってしまった洗濯物は、雑菌が繁殖しやすく、またニオイの原因にもなってしまいます。
しかも夜間は洗濯物が乾きにくいため、乾くまでに時間がかかることで、雑菌の繁殖が進んでしまうのも心配です。
つまり、夜に洗濯物を外干しする方法は、衛生面を考慮すると好ましくないと言えるわけです。
他にも、夜に洗濯物を外干ししていると、虫が卵を産み付けてしまう可能性が高いことも分かっています。
外に干せば、多少は虫がつくリスクはあるのですが、夜間の方が、そのリスクが高まるというわけですね。
こういった問題を防ぎたいのなら、サンルームなどの洗濯物を干せるスペースを作るか、夜間は室内に干して除湿機などを用い、朝、外に出すといった工夫をすることが大切です。
せっかく洗った洗濯物は、気持ちよく乾かしたいもの。
そのためにも、夜の外干しは夜露や虫のリスクを考慮して、できるだけ控えるようにしたいところですね。
夜に洗濯機を回して外干し~まとめ~
夜に洗濯機を回して外干ししてしまう方法には、下着の盗難など防犯面の問題、夜露など衛生面の問題があることが分かりました。
つまり、結論から言えば、夜に洗濯機を回したとしても、できるだけ外干しはしないほうが安心ということが言えますね。
それでも、どうしても夜の外干しをやめられない事情があるのであれば、これは思い切って、サンルームのような安全で、衛生的に洗濯物を干せるスペースを作る方法がおすすめです。
屋根も壁もない外に、夜に洗濯物を干す方法は、様々な意味でデメリットが多いと考えられるでしょう。