鮭とサーモンの違いとは
この記事では
・鮭とサーモンとは
・鮭とサーモンとは
・鮭とサーモンの違いとは
・鮭とサーモンのカロリーのカロリーの違い
・鮭とサーモンどっちがおすすめ
についてまとめました。
1つ目は、種類です。鮭とはサケ目サケ科サケ属の魚のことをさします。それに対し、サーモンはタイセイヨウサケのことをさします。
2つ目は、育ち方です。鮭は天然に育ったものになります。それに対し、サーモンは養殖で育ったものになります。
鮭とは
鮭とはサケ目サケ科サケ属の魚のことです。ただしそれは狭義であり、広義としてサケ目サケ科のことをさすこともあります。鮭の語源は諸説あり、アイヌ語の夏を意味するシャックが変化したものだったり、肉に筋があるため裂けやすいことから鮭と呼ばれるようになったりなどです。
鮭は普通の魚とは違い、母川回帰の魚です。川で生まれて海へ下ります。そして海で数年かけて成長し大きくなった後、生まれた川にもどり産卵します。どのようにして生まれた川を記憶し、どのように帰ってきたことを判断しているのかは長年の謎となっています。鮭は高度な生体時計と磁気コンパスと太陽コンパスで自分の位置を割り出して回遊しているとされ、それによっては母川回帰できると考えられています。
サーモンとは
サーモンとは、食用として育てられた養殖のサケ目サケ科サケ属の魚のことです。どの種類の鮭でもサーモンと呼ばれるわけではなく、タイセイヨウサケを養殖したもののみがサーモンと呼ばれます。アトランティックサーモンやノルウェーサーモンとも呼ばれることがあります。
日本でサーモンが食べられるようになったのは1986年からです。今まで日本では養殖をされておりませんでした。既に養殖をしていたノルウェーの漁業関係者が、日本で養殖した鮭をサーモンとしてお寿司屋に売り込んだのがきっかけで、日本においてサーモンが普及したきっかけになります。今では日本全国で養殖が盛んになり、餌にみかんのエキスを混ぜたり、びわ成分を入れたりするなどご当地サーモンが誕生しています。
鮭とサーモンの違いとは
鮭とサーモンの違いは2つです。
1つ目は、種類です。鮭とはサケ目サケ科サケ属の魚のことをさします。それに対し、サーモンはタイセイヨウサケのことをさします。
2つ目は、育ち方です。鮭は天然に育ったものになります。それに対し、サーモンは養殖で育ったものになります。天然で育ったものは色んな餌を食べるため、アニサキスなどが寄生している可能性があります。そのため、煮たり焼いたりと加熱して食べるのが一般的です。それに対し、サーモンは養殖であるため餌も管理されており、寄生虫が混入する心配がいりません。そのためお寿司やお刺身など生食として食べられています。
今は鮭の種類は曖昧になりつつあり、天然ものを鮭、生食用に養殖されたものをサーモンという場合もあります。
鮭とサーモンカロリーの違い
鮭の代表として今回は「シロサケ」でカロリーの比較をしてみます。シロサケの100gあたりのカロリーは133kcalです。それに対して、サーモンは241kcalです。シロサケよりサーモンの方がカロリーが高いと言えます。
その他の栄養素としてはタンパク質、炭水化物、食物繊維等に大きな違いはありませんが、脂質だけは違っています。シロサケの脂質は4.1gであるのに対して、サーモンの脂質は16.5gなのです。サーモンの方が脂質が高い結果です。確かに、お寿司屋さんであぶりサーモンを頼んでみると、ツヤツヤと光る脂に驚くことがあります。しかし、魚の脂には健康に良いと言われるオメガ3やDHAやEPAが含まれており、とても体に良いと言われています。
鮭とサーモンを食べすぎるとどうなる?
鮭やサーモンはご飯に合うため、おにぎりやお寿司など日常的に食べることが多く、美味しいため食べ過ぎてしまうことがあるかもしれません。鮭やサーモンを食べ過ぎてしまうとどうなるでしょうか?
鮭やサーモンは脂肪分が多い魚です。そのため、食べ過ぎると胃もたれや下痢などを起こす可能性があります。また、痛風の心配もあります。鮭やサーモンもプリン体が多く含まれています。そのため、食べ過ぎてしまうとプリン体が体内に蓄積され、尿酸が高くなります。高くなった尿酸を体内で処理できなくなり、高尿酸結晶となります。その結果、痛風を引き起こしてしまいます。
ご飯に合う鮭やサーモンですが、食べ過ぎはよくありませんので、ほどほどにしておきましょう。
鮭とサーモンどっちがおすすめ?
サーモンと鮭の大きな違いは「生で食べられるかどうか」でした。
したがって、どのように食べるかによって選ぶのが良いと思います。
ムニエルや焼き魚のように火を通して食べたいときには鮭です。
それに対して、お寿司やサラダにのせて、生で食べたいときにはサーモンが良いです。
トロっととろける食感は格別です!ぜひ、料理に合わせて選んでみてください。