お盆は、ご先祖様をお迎えするという大切な行事の1つです。
日本ではこのお盆に、仏壇に様々なお供えものをする風習がありますよね。
では、そんなお盆のお供えはいくらくらいが相場なのでしょうか?
また、お菓子を供える場合には、一体どのようなものを選べば良いのでしょうか?
マナーなども気になってしまうポイントですね。
そこで、そんなお盆のお供えで失敗しないために知っておきたいポイントを紹介していきます。
お盆のお供え☆いくらくらい?
まずお盆のお供えはいくらくらいのものを選べば良いのか、というのが気になるポイントですよね。
贈り物をする際には、その相場というものを知っておくことが大切です。
お盆のお供えの相場は、基本的には3,000円~5,000円程度のものが良いでしょう。
ただし、毎年のことでもありますし、多くの親類の家にお供えをするという方もいますよね。
3,000円~5,000円の相場でも厳しいという場合には2,000円程度のものにするなど、無理のない金額にしておくことが大切です。
それから、もし相手の好みが分からない場合などには、お金を包むというケースもあります。
そのような場合には、3,000円~5,000円程度を包むようにします。
基本的にはお盆にお金をお供えするのは初盆のみで、それ以外は現金のお供えはしないという方針になっています。
ただし、これについても各家庭や地域などにより、風習が違ってきますので、事前に身近な方に尋ねておくと良いでしょう。
お盆にお供えをする際には、金額の相場だけでなく、他にも気を付けるポイントがあります。
例えば包装ですね。
お盆のお供えには、掛け紙というものが使用されます。
「のし」と言う方もいらっしゃいますが、のしあわびが印刷されたものは慶事用のものですので、本来は掛け紙と呼ばれています。
掛け紙の水引は結び切で、白黒や双銀、黄白のものが用いられます。
これは値域によっても異なりますので、地元のギフトショップなどで尋ねておくと安心ですね。
最近ではエコな短冊を用いるケースも増えており、これも間違いではありませんので、利用してみると良いでしょう。
お盆のお供え☆お菓子なら何が良い?
お盆のお供えはお菓子を選ぶ、という方も多いでしょう。
お菓子は包装されていて、見栄えが良く、また価格帯もちょうど良いくらいのものが多いので利用しやすいですよね。
そんなお盆のお供えでお菓子を選ぶ際ですが、何を選べば良いのかと悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
これは、基本的には先方の方が好きなものであったり、亡くなった方が好んで食べていたものなどが挙げられます。
ただし、お盆は夏の暑い盛りですので、あまり傷みやすいようなものをお供えするのは良くありません。
できるだけ日持ちするようなものを選ぶようにしましょう。
夏ですので、ゼリーやようかんといった涼しげなものをお供えするのも良いですね。
もちろん、クッキーなどの傷みにくい焼き菓子という方法もあります。
それから、お菓子では食べきれるかどうか不安という場合には、ジュースを選ぶという手もあります。
缶ジュースや瓶ジュースの詰め合わせは価格帯もちょうど良く、夏場の喉の渇きを潤すのにもピッタリで、重宝してもらえるでしょう。
お盆のお供え☆お菓子以外なら?
お盆のお供えはお菓子が無難ですが、先方が甘いものが嫌いであったり、あまり食に興味がない方であるということもあり得ますね。
そんな時には、お菓子以外の選択肢もあります。
例えばフルーツですね。
フルーツは見た目にも高級感があり、先方にもきっと喜んでもらえるでしょう。
ただし、夏場なので傷みやすいという点にも配慮して、できるだけ傷みにくいものを選んで贈るようにしましょう。
それからお線香やろうそくを贈る方もいらっしゃいます。
最近ではお線香もオシャレで良い香りのものが出てきていますので、そういったものを選んでみても良いでしょう。
他にも、お花なども後腐れの無い安心な贈り物の1つですね。
また、梅干しや海苔など、ご飯のお供、料理の際に使いやすいものを贈るという方法もあります。
贈った相手が困らないようなもの、という視点で、できるだけ実用的なものを選んで贈るようにしてみましょう。
まとめ
お盆のお供えはいくらなのか、お菓子なら何が良いのか・・・
アレコレ悩んでしまいますよね。
もし相手の好みが良く分からない、あまり知らない親戚、といった場合には、大体3,000円~5,000円程度の焼き菓子を包んでおけば、ほぼ間違いないと言えるでしょう。
お盆は普段会わない親戚とも顔を合わせる機会が多い時ですので、マナーがなっていないと思われないためにも、失敗のないお供え選びをしたいですね。