お盆のお供えの意味は?いつからいつまで供えれば良いの!?

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日本ではお正月と並んで、多くの方に親しまれている長期休暇があります。
それがお盆ですね。
このお盆という休暇は、単なる休暇ではなく、本来は故人が我が家に帰ってくる日として知られる、仏教における大切な日です。

そんなお盆、お供えの意味を考えたことはあるでしょうか?
また、いつからいつまでお供え物をしておけば良いのかなど、意外と知らないことが色々ありますよね。

そこで、そんな気になるお盆のお供えについて紹介していきます。

お盆のお供えの意味は?

では、まずお盆のお供えの意味をチェックしてみましょう。

お盆には何も考えずに、とりあえずお菓子や果物を適当にお供えしているという方もいるかもしれません。
ですが、実はお供えするものの基本は決まっています。

これは五供と呼ばれるものになります。

・食べ物・・・普段食べている食事
・水・・・心を洗う意味を持つ
・明かり・・・亡くなった方の居場所を明るく照らす
・花・・・ご先祖様や仏様に喜んでもらうように
・香・・・心身を浄化する(お線香の香り)

このような意味を考えながらお供えすると、気持ちも改まりますね。
特にお線香は、ご先祖様にとってのご馳走に見立てられていますので、きちんとお供えしたいですね。

それから、本格的にお盆を過ごす方の中には、精霊馬をお供えする方も多いでしょう。
これは、きゅうりとなすに割り箸をさしたものになります。
キュウリは馬で、なすは牛に見たてて作られています。

これらはお盆にやってくるご先祖様の移動手段という意味が込められています。
ちなみに、キュウリの馬は「早く来てほしいから」という理由で来る時に、牛のなすは「ゆっくり帰ってほしいから」ということで帰る時にお供えされます。
こういった意味を語りながら、子供たちと一緒に手作りしてみるのも面白いですね。

それから、水の子というものをお供えすることもあります。
これは軽く研いだお米に、なすやニンジン、キュウリをサイコロ状に切ったものを混ぜ、水気を含ませて器に盛るというものです。
蓮の葉があればなお良いですね。

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この水の子は、多くのご先祖様を迎えても、お米や野菜がきちんと行きわたるようにという意味でお供えされると言われています。
本格的に、このようなお供えをしてみるのも良いですね。

お盆のお供えはいつから?

様々な意味が込められたお盆のお供え、いつから供えておくのが正しい方法なのでしょうか?

実はこれは、地域により大きな違いがあります。
関東でのお盆は、7月13日~16日と考えられていることもあります。
その場合は、7月13日からお供えすることになりますね。

それから、関西などでも一般的には、8月13日~8月16日までがお盆の期間と考えられています。
つまり8月13日からお供えをする地域が多いということですね。

自分が住む地域ではどうなっているのか、事前に尋ねてみると良いでしょう。

また、お供えはできるだけ午前中に済ませておきましょう。
例えば8月13日にお供えする場合には、午前中のうちにご先祖様をお墓に迎えに行きます。
その時間までに、きちんとお供えをしておくと良いですね。

お盆のお供え☆いつまで?

お盆のお供えはいつまで飾っておけば良いのか、というのも気になるところですね。
これも地域によりますが、7月13日~16日にお盆を迎えるというところであれば、16日にお供えを下げます。
中には7月15日までというところもありますので、その場合は15日に下げることになりますね。

8月13日~8月16日までの地域なら、16日に下げます。
夜までゆっくりしてもらい、夜にお供えを片付けるというのが一般的です。

ただし、中には傷みやすい果物や食べ物をお供えしているということもあるでしょう。
その場合にはお盆の期間中であっても、ある程度供えたら下げて、家族や親類でいただいてしまうようにしてください。
食べ物をムダにすることは、きっとご先祖様も仏様も喜びませんよね。

家族でわいわい食べれば、そんな様子を見て喜んでくれることでしょう。

ご先祖様も仏様も、お供え物を実際に食べることはできませんので、ある程度供えたら、無駄にしないように食べることが大切です。
これはご飯に関しても同じで、ご飯も湯気が立っている間だけお供えし、その後はすぐに下げて、炊き立てごはんに混ぜて一緒にいただくのが本来の方法と言われています。

まとめ

お盆のお供えの意味や、いつからいつまでお供えすれば良いのか、といった細かい点を紐解いてみると、日本の古き良き風習に込められた温かい思いが伝わってきますね。
意味を語って聞かせながら子供たちとお盆の準備をすれば、よい経験になりそうです。

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