ミントとハッカの違いとは?

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ミントとハッカの違いとは

この記事では

・ミントとは

・ハッカとは

・ミントトハッカの違いとは

についてまとめました。

結論 

同じ植物の日本語名と英語名の違いです。

ハッカとミントは共にシソ科ハッカ属の植物を総称して用いられる言葉ですが、日本では国内に自生していた品種のことをハッカ、それ以外の海外品種とミントと呼称することが多いようです。

ミントとは

ミント(英語:mint)とはシソ科ミント属(ハッカ属)の植物全般を指す言葉でその語源はギリシア神話に登場する妖精メンテーであるといわれています。

ミントは高温や多湿に弱い一方で寒さに対しては強い性質を持っているため主に温帯や冷帯の地域での栽培に適しています。ミントは種と地下茎の両方で繁殖を行う性質を持っているため非常に強い繁殖能力を有しています。そのため畑に植えると他の植物の生育に悪影響を与える可能性が高く、水耕栽培や鉢植えなど他の植物から隔離した環境で栽培を行うことが一般的です。

ミントの用途は非常に広く葉をそのまま薬味として食用に用いる以外にも、茎や葉から精製された香料を飴やガムなどの食品や湿布、塗布薬などの医薬品の香りづけとして用いられています。

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ハッカとは

ハッカはミントの和名ですが、日本でハッカと呼ぶときには特にニホンハッカのことを指すことが一般的です。

ニホンハッカは近代日本の経済成長と非常に強い繋がりのある農産物で、特に昭和初期には世界のハッカ油やハッカ結晶などハッカ生成物のの7割近くが日本、それも北海道の北見地域で収穫されたニホンハッカを原材料として生産されていました。後に海外産のハッカ製品の台頭や化学合成された香料の登場により北見のハッカ産業は衰退してしまいましたが、現在でもわずかながらその面影は残っており、北見ではハッカ油やハッカを用いたお菓子などが名産品となっています。また最近はニホンハッカが再評価されており北海道を始めとした全国で栽培の研究が行われています。

ミントとハッカの違いとは

ミントもハッカもは基本的に同じシソ科ミント属またはハッカ属の植物全般に対して使われる言葉ですが、日本で特にハッカというと日本国内で栽培されているニホンハッカのことを、ミントはペパーミントスペアミントなどの外来種を指して使われることが多いようです。

ニホンハッカはペパーミントなど海外産のミント種と比較してメントール成分が多く含まれているため同じ量の原材料からより多くの成分を抽出することが可能となっています。例えばアロマテラピーの世界ではニホンハッカから抽出されたオイルは海外産のミントから生成された製品と比較して香りの質がよく、より高い鎮静効果を持っていると評価されています。ちなみにハッカを漢字で書くと「薄荷」となりますが、これは中国語で使われていた名称がのまま日本に定着したものです。

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