扁桃腺が腫れて痛いのに熱はない時の6つの原因と対処方法

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扁桃腺が腫れてしまい、「風邪かな?」と思うけれど熱は無い・・・
そんな症状に悩まされてしまうことがありますよね。
そもそも、なぜ熱もないのに扁桃腺が腫れてしまうのか、気になるところです。

そこで、そんな熱がないのに扁桃腺が腫れてしまう原因と、その対処法について紹介していきます。

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そもそも扁桃腺とは?

「扁桃腺が腫れて痛い」というのはよく耳にする話ではありますが、よく考えてみると、「そもそも扁桃腺って何なんだろう?」なんて感じてしまう方もいるのではないでしょうか?
扁桃腺という名称は知っていても、それがどこにあって、どんな役割を果たしている器官なのかは、あまり知られていませんね。

扁桃腺というのは、口を大きく開いてみた時に、舌の付け根の両側にあります。
こぶ状の形をしており、自分自身でも見ようと思えば見える部分です。
風邪をひいて病院などに行った際に、医師に「扁桃腺が腫れているね」と言われた時、医師はこの部分をチェックしているのですね。

このこぶ状の形をした扁桃腺は、大きさに個人差があります。
特に7~8歳までの子供は大きく、その後は成長に伴い、徐々に小さくなっていく傾向があります。

扁桃腺という部分は、外部から侵入する細菌やウイルスを捕まえる働きがあります。
体内にこれらが侵入するのを防ぐために、大切な役割を担っているのです。
そのため、特に免疫力が低い幼少期の子供の頃に、大きな扁桃腺が見られるのですね。

熱がないのに扁桃腺が腫れる6つの原因

扁桃腺という部分は、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ際に炎症を起こすことがあり、これが原因で大きく腫れてしまいます。

そんな扁桃腺の腫れは、熱と共に起こるケースが多いのですが、実は必ず熱を伴うとは言い切れません。
中には、熱が出ないのに扁桃腺が腫れてしまうというケースもあるのです。

その原因としては、以下のようなことが考えられます。

腫れ始め

熱は出ていないのに扁桃腺だけが腫れてしまう場合、これはまだ、「扁桃腺の腫れはじめ」であると考えることができます。
これから扁桃腺が本格的に腫れはじめて、さらに熱も上がってくる可能性をはらんだ状態です。
まだ扁桃腺の腫れを感じはじめて1日程度しか経過していないのであれば、これから熱が出てくることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

慢性扁桃炎

風邪をひいた時に限らず、扁桃腺に腫れを生じてしまうのは、慢性扁桃炎が原因かもしれません。
この慢性扁桃炎は、のどの乾燥感、つかえた感じ、痛みなどの症状があり、また、時には微熱などを伴うことがあります。
慢性扁桃炎は、扁桃腺に細菌が住みついている状態であると考えられますので、注意が必要です。

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乾燥

扁桃腺が腫れてしまう原因には、単に喉が乾燥してしまっているから、ということも考えられます。
乾燥すると、喉を守る粘膜が乾いてしまっている状態なので、細菌やウイルスの影響を受けやすくなります。
その結果、熱はないのに扁桃腺が腫れてしまうということが起こる恐れがあるのです。
特に口呼吸がクセになっている方などは要注意ですね。

季節の変わり目

季節の変わり目になると、熱が無くても扁桃腺が腫れてしまうということがあります。
これは、季節の変わり目の温度変化により、体の免疫力が低下してしまうことで起こる症状です。

疲れやストレス

人は強い疲れやストレスを感じると、免疫力が低下してしまいます。
その結果、扁桃腺に腫れが生じやすくなってしまいます。
また、特にストレスは自律神経の乱れを引き起こすことがあり、交感神経が優位になることで、扁桃腺が腫れやすくなることが分かっています。

飲酒や喫煙

飲酒や喫煙は、扁桃腺や喉の粘膜を刺激する原因になります。
粘膜が刺激されることで、炎症が起こりやすくなり、腫れてしまうことがあるのです。
特に喉の辺りに痛みや違和感を感じる時には、飲酒や喫煙を控えるようにしましょう。

熱なしで扁桃腺が腫れた時の対処法

熱が出ていないのに扁桃腺が腫れて痛いという場合には、まずは何が原因なのかを見極めることが大切です。
特に慢性扁桃炎の場合は、放置すると悪化し、腎臓、皮膚などにも合併症を引き起こす恐れがあるので要注意です。
何度も扁桃腺の腫れを繰り返しているという場合は、できるだけ早く耳鼻科や耳鼻咽喉科などの病院を受診し、治療を受けましょう。

状態によっては、扁桃摘出手術が行われることもあります。
手術以外にも、抗生物質や解熱鎮痛剤による治療が行われることもあります。
また、葛根湯などの漢方は、扁桃腺の腫れはじめにも有効とされていますので、医師に相談してみましょう。

それから、扁桃炎以外の原因による扁桃腺の腫れであった場合には、免疫力を高めたり、刺激を与えないように注意することで予防できる可能性があります。
規則正しい生活を心がけ、季節の変わり目には衣類などでしっかり対策して急激な温度差を防ぐこと。
さらに、飲酒や喫煙はできるだけ控えること。

これらの点に気を付けるだけでも、扁桃腺の腫れが起こりにくくなる可能性があります。
まずは、扁桃腺の腫れを防ぐために、生活習慣をしっかり見直してみましょう。

また、喉の粘膜が乾燥するのを防ぐためにも、口呼吸のクセを改めたり、マスクを着用するといった工夫をすることも、効果的な対処法と言えるでしょう。

熱がないのに扁桃腺が腫れる症状について~まとめ~

扁桃腺は、実は体を細菌やウイルスから守るために、大切な働きをしてくれている部分であることが分かりました。
そんな扁桃腺が腫れるのは、風邪をひいた時だけとは限りません。

高熱が出ていなくても、扁桃腺が腫れていたり、痛みや違和感を感じる時には、体が何らかのSOSを出している可能性が高いのです。
できるだけ早く医師の診察を受け、同時に、細菌やウイルスに負けない体づくりのために、疲れやストレスを溜めこまない生活を目指すことが大切ですね。

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