花粉症と言えばくしゃみや鼻水が代表的な症状ですよね。
それから、もう1つ見逃せないのが目の痛みや痒みといった症状です。
この辛い目の症状に働きかけることができる方法として、目薬を用いる方も多いでしょう。
では、花粉症の目薬の選び方は、どういったポイントに気を付ければ良いのでしょうか?
また、処方薬の目薬はどこの病院でもらえば良いのか、いつから対策していくべきなのか、といった疑問も出てきますよね。
そこで、そんな花粉症の目薬に対する気になる点を紹介していきます。
花粉症の目薬☆選び方のコツ
花粉症の目薬を選ぶ際には、まず「予防」か「対策」かという視点で選ぶ必要があります。
痒みなどのアレルギー症状を事前に抑える目的であれば、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤といった内容の目薬
を選びます。
これらを点眼しておくことで、アレルギー症状が発生しにくくなるので、目の痒みなどを抑えることができます
。
それから、すでに痒みなどの症状が発生してしまっている場合には、抗炎症剤や抗ヒスタミン剤が配合された目
薬を選びます。
これらの目薬は炎症を鎮めたり、症状を緩和させる働きがあるので、辛い症状が軽減されるでしょう。
それからもう1つ、気になる点が、さし心地ですね。
中には清涼感を感じられる処方のものがありますが、優しく点眼できるものと清涼感がしっかりのもの、どちら
が良いのでしょうか?
これは好みの問題ではありますが、やはり炎症を起こしたような状態の方は、清涼感を控えめにした、低刺激な
ものの方が利用しやすいでしょう。
逆に初期の痒みなどを押さえたい場合には、清涼感のあるものを選ぶと、これが目を爽やかにしてくれ、痒みが
抑えられるということが考えられます。
こういった点に着目しながら、自分の症状に合った目薬選びをしてみましょう。
花粉症の目薬☆処方はどこで?
市販の花粉症の目薬ではイマイチ効果が分からない、あるいは自分の症状に合ったものを判断するのが難しいと
いう場合には、医療機関で処方してもらうことになります。
花粉症の目薬は処方の場合、ステロイド系のものがもらえる可能性もあり、これは効果が高いので、より短期間
で実感しやすくなっています。
ただしその分、副作用の懸念もありますので、事前に医師とよく相談することが大切ですね。
目薬は、使用方法が正しくなければ、緑内障などの眼病を引き起こすリスクもあるのです。
そのため、安易な使用はできません。
たかが目薬という考え方はやめて、信頼できる医師のもとで処方してもらうことが大切です。
基本的には花粉症の目薬の処方は、眼科以外でも受けられます。
例えば耳鼻科やアレルギー科でも、目の痒みなどの症状があると訴えれば、目薬も処方されます。
ただし、あまりにも目の症状がつらいという場合には、花粉症以外の原因が隠されていることもあるので、眼科
を受診してみた方が良いでしょう。
花粉症の目薬はいつから?
花粉症の目薬はいつから使用し始めれば良いのか、という点ですが、これは多くの方が勘違いしている部分でも
あります。
目が痒くてたまらないから点眼・・・では、もう遅いのです。
ではいつから行えば良いのかですが、これは基本的に、花粉症の初期症状が出始める頃からの点眼が良いとされ
ています。
スギやヒノキの場合なら、2~3月頃から症状が出始める方も多いですね。
目がゴロゴロする、異物感があるなどと感じ始めたら、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン剤などの目薬で対策して
いきましょう。
これらの薬には予防の効果があるので、早めに点眼しておくことで、花粉症による不快な症状を予防できるかも
しれません。
ただし、抗アレルギー薬といったものは安全性は高いものの、即効性という点ではイマイチです。
そのことから考えても、やはり早めの対策が必要ということになりますね。
ステロイド配合の目薬などは、かなりひどい炎症が起こっている目に対して処方されるものです。
これは花粉症の季節真っ盛りになってから、抗アレルギー薬などでは対処しきれないとという状態になった場合
に使っていきましょう。
長期にわたり使用すべき薬ではありません。
いずれにしても、まずはアレルギー科や耳鼻科、眼科などの信頼できる医師のもとで、花粉症対策に関するアド
バイスを受けることが大切だと言えますね。
まとめ
花粉症の目薬は選び方も、点眼の仕方も気を付けなければなりません。
医薬品ですので、自己判断で適当な選び方や使い方をしていると、大切な目を傷めてしまう可能性もあるのです
。
市販薬は慎重に成分を見極めて選び、また処方薬であっても、医師の指導を守った使い方をしていきましょう。