御先祖様が眠る大切なお墓は、キレイに保ちたいですよね。
そのためには、こまめに掃除をすることが大切です。
ですが、お墓の掃除について教えてもらえる機会というのは、なかなかありません。
そのため、「お墓の掃除の時期って、いつがイイの?」「どんな洗剤や道具を使えばキレイに保てるの?」なんて、いろいろな疑問が出てきてしまいますよね。
そこで、そんな気になる「お墓の掃除の時期ややり方」について紹介していきます。
お墓の掃除の時期は?
お墓の掃除をすると言っても、「なかなか機会がない」「どのタイミングで掃除すれば良いのか分からない」なんて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、お墓の掃除というのは、やるべきタイミングを決めておかないと、なかなかできなくなってしまうものですよね。
では、お墓の掃除の時期はいつが適しているのか、という点から考えていきましょう。
まず、多くの方がお墓の掃除の時期として考えているのが、お彼岸やお盆といった時ですね。
これらの時には、御先祖様を想いながら、お墓参りをする方も多いでしょう。
そして、そんなお墓参りをしたタイミングで掃除をしてくるという方が大半なのです。
特にお彼岸やお盆は、親戚がお墓参りをすることも多いため、そういった方々が気持ちよくお参りできるようにという意味も込めて、キレイに掃除しておきたいですね。
また、「命日」というのもお墓の掃除を行うのにピッタリなタイミングと言えます。
特にお墓が遠いところにある方の場合、頻繁に訪れるのは難しいものです。
そんな場合には、1年に1度、命日にお墓を訪れてキレイに掃除する、という方法なら実践しやすいですね。
基本的に、お墓の掃除の時期には特に厳密な決まりはありません。
ご自身が訪れやすい時にお墓参りを行い、そのタイミングでお墓をキレイにしておくと良いでしょう。
お墓の掃除の洗剤や道具は?
お墓を掃除する時には、洗剤や道具もきちんと揃えていくことが大切です。
まず洗剤についてですが、これは無くてもかまいません。
家庭用の洗剤などを用いて墓石を洗ってしまうと、シミを作ってしまうこともありますので要注意です。
もし、どうしても洗剤を使いたいという場合には、「墓用洗剤」という専用のものがありますので、これを用いましょう。
それから、お墓の掃除に持っていくべき道具は、以下のようなものになります。
・タオル(雑巾)
・バケツ
・スポンジ
・ほうき
・塵取り
・歯ブラシ
・軍手やゴム手袋
・ゴミ袋
・鎌
・ざる
・スコップ
・植木ばさみ(植木がある場合)
墓石はスポンジでキレイに洗い、タオルで拭き取ると良いですね。
細かい部分は歯ブラシでキレイにしましょう。
また、ほうきと塵取りで落ち葉などのゴミを掃いて掃除をするとキレイになります。
生えてきた雑草をキレイにするために、軍手や鎌、スコップなどが便利です。
ちなみに、「ざる」は玉砂利を洗う時に使います。
こういった道具を揃えて行けば、隅々までキレイに掃除をすることができます。
お墓掃除用の道具のセットも販売されていますので、そういったものを利用してみるのも良いですね。
お墓の掃除☆キレイに保つやり方は?
お墓の掃除では、その時にキレイにすれば良いというだけでなく、「できるだけキレイに保つ」ということも考えなければなりません。
そこで、お墓の掃除で「キレイに保つやり方」を覚えておきましょう。
まず1つ目に、使用する道具に「たわし」を用いないことです。
墓石は実はとてもデリケート。
たわしでゴシゴシこすってしまうと、墓石をキレイに保つためのコーティングが剥がれてしまい、かえって汚れやすくなるのです。
また、たわしでは細かい部分までキレイにするのが難しく、そういったところにカビや苔が生えてしまいやすくなります。
カビや苔を防ぐためにも、タワシの使用は避け、スポンジと歯ブラシで優しく丁寧に洗いましょう。
それから2つ目に、「こまめに水をかける」ということです。
例えば海が近い場所にお墓があると、潮風の影響で墓石が劣化しやすくなってしまいます。
これをこまめに水で洗い流してあげるだけでも、お墓の劣化を遅らせることができます。
お墓は、大切な人が眠っているということを考えて、「優しく、こまめに、丁寧に」ケアをしていきましょう。
そうすることで、劣化を防いでキレイな状態を保つことができるのです。
お墓の掃除のやり方~まとめ~
お墓の掃除は、お彼岸やお盆、命日などお墓参りをするタイミングでこまめに行うこと。
キレイを保つためにも、時期に関わらず、お参りする度に「水をかける」ことくらいは行うこと。
デリケートな墓石を傷つけないためにも、道具選びに注意すること。
これらのポイントをしっかり守れば、いつまでも御先祖様が快適に眠れるような、気持ちの良いお墓を保てるでしょう。