キムチはおいしいご飯のお供として、多くの人に愛されています。
夏バテ予防にもぴったりで、暑い季節には特におすすめの食材です。
ただ、気になるのは賞味期限。
キムチは一度にたくさん食べるわけではないので、賞味期限を見逃して2週間以上経ってしまうこともあります。
でも大丈夫!キムチは賞味期限を過ぎても、基本的にしばらくは安心して食べられます。
そこで、賞味期限を過ぎたキムチを安全に食べる方法や保存のコツについて、詳しくご紹介します。
【キムチの賞味期限①】食べること自体は問題なし!
キムチは韓国で生まれた発酵食品です。
その独特な特徴は、発酵の度合いによって味が変わることにあります。
賞味期限は実は「おいしく食べるための目安」なんです。
その期限は、ちょうどよい発酵具合で食べごろになるよう設定されています。
つまり、賞味期限を過ぎると、さらなる発酵が進んで酸味が増します。
2週間以上経つと、酸っぱさが増すかもしれませんが、それは一般的にはお腹を壊す直接の原因にはなりません。
【キムチの賞味期限②】日本のキムチは保存期間が短い
しかし、注意が必要です。キムチは永遠に食べ続けることができるわけではありません。
特に開封した状態では、保存可能な期間が生じます。
ただし、この保存期間には韓国のキムチと日本のキムチで違いがあります。
韓国のキムチは、乳酸菌を豊富に含んでいるため、長期保存が可能になっています。
強力な発酵が行われているため、腐るまでの期間が長くなります。
しかし、一方で、日本の嗜好に合わせて発酵を控えめに調整したキムチが作られています。
開封した場合は、2週間程度を目安にして消費することで、本来の美味しさを楽しむことができます。
【キムチの賞味期限③】酸っぱくなったら料理に使う
賞味期限が切れて、発酵によりキムチが酸っぱくなってしまうことがありますが、捨てるのはもったいないですね。
そこで、キムチを有効活用するために、ぜひ料理に取り入れてみましょう。
手軽に楽しめるのがキムチ鍋です。
酸味が気になる場合は、砂糖や豆乳を加えてマイルドな味わいに調整できます。
また、野菜炒めの味付けにも利用でき、他の調味料が不要なので時短になります。
チャーハンに使う際は、卵を加えると良いでしょう。
卵の甘みがキムチの酸味を中和し、より食べやすい味に仕上げます。
さらに、残ったキムチのタレを利用してドレッシングを作ることもおすすめです。
マヨネーズと混ぜ合わせれば、美しいキムチドレッシングが完成します。
このドレッシングはきゅうりやダイコンなどの野菜スティックと相性抜群ですよ。
【キムチの賞味期限④】長持ちさせるように配慮
キムチを長く美味しく楽しむためには、正しい保存状態が非常に重要です。
まず、開封後は絶対に冷蔵庫に保管することを忘れないでください。
冷蔵庫に入れるだけでも、キムチの劣化を遅らせてくれます。
注意が必要なのは、キムチが入っている容器に注意すべきものが入らないようにすることです。
特に水分には気をつけましょう。
冷蔵庫内の結露や他の食品から水滴がキムチに入ると、傷みが早まる可能性がありますのでご注意ください。
また、食事の箸を使ってキムチをすると、唾液や他の料理の残り物が混入することがあります。
これにより保存中に雑菌が繁殖する可能性があります。
キムチを気にする際には専用の箸を使用し、保存中のキムチを清潔な状態に置いておきましょう。