春はポカポカ暖かく、気候の良い季節・・・
そんなイメージがありますよね。
ですが、イメージとは裏腹に、激しい花粉症に悩まされて辛い思いをしている人が少なくありません。
では、そんな花粉にマスクは効果があるのでしょうか?
マスクと言えば花粉症対策の定番アイテムですが、実際にどの程度の効果があるのか気になりますよね。
また、選ぶ際にはどういった点を比較すれば良いのかも知っておくと便利です。
そこで、そんな花粉症マスクのアレコレを紹介していきます。
花粉にマスク☆効果は?
花粉にマスクは効果なし、といったうわさを聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。
では、本当に花粉にマスクは何の効果も無いのでしょうか?
実はマスクでの効果が期待しにくいと言われているのは、主に風邪やインフルエンザなどのウイルスに関する話です。
なぜならこれらは、花粉と比較してもはるかに粒子が大きく、マスクの縫い目をすり抜けてしまうものだからです。
その点、花粉は比較的、粒子が大きいため、マスクの網目でもしっかりキャッチできるので、効果が無いというわけではありません。
この、花粉に対するマスクの効果に関しては色々なところで実験が行われていますが、正しく着用していれば、大半のマスクには90%以上の高い確率で花粉を防ぐ効果があるということが分かっています。
つまり、マスクは全くの無意味なものではなく、むしろ積極的に活用したい花粉症対策なのです。
花粉にマスクの効果☆意外なところにも!
花粉にマスクの効果、というと、ただ単に花粉が鼻や口から侵入するのを防いでくれるだけだと思ってしまいますよね。
確かにそれが第一の効果ではあるのですが、他にも嬉しいメリットがあります。
それが、スチーム効果ですね。
マスクを装着することにより、自分の吐く息がスチームとなり、喉や鼻の乾燥を和らげてくれます。
これらの粘膜部分が乾燥すると、刺激を受けやすくなってしまいますので、それを防ぐためにもマスクは大切な役割を担っているのです。
春は空気が乾燥しやすく、また花粉などの刺激により、ますます粘膜部分が乾燥してしまうということもあります。
そういった困った状態を防ぐためにも、マスクは効果が期待できるのですね。
また、こうして鼻や喉の乾燥を防ぐことは、同時に感染症予防にも効果的です。
マスクは細菌やウイルスには効果が無いとも言われていますが、細菌、ウイルスそのものを防ぐ効果はイマイチでも、粘膜の乾燥を防いで感染しにくくするのには役立ってくれるのです。
そう考えると、マスクを着用する意味は、しっかりあると言えますよね。
花粉にマスク☆比較のポイント
花粉にマスクの効果があることは分かりましたが、ならどんなマスクでも良いのか、どんな使い方でも良いのかと言えば、そういうわけではありません。
具体的に、花粉のマスクで比較すべきポイントとして挙げられるのは、きちんと密着する構造かどうか、また気軽に使い捨てできるかどうかという点ですね。
中には除去率何パーセント、といったことを売りにしている高級品もありますが、そういった点よりも、花粉のような大きな分子をキャッチするだけの目的なら、隙間を作らないことの方が大切です。
特に鼻の周辺や両頬のあたりには隙間が発生しやすいので、この部分を密着させる工夫のあるものを選びましょう。
例えば鼻の部分にワイヤーが入っているものなどが良いですね。
装着時にはワイヤーの形を整えてから付けると、より隙間ができにくくなります。
それから、高額なものはどうしても、もったいないから洗いながら繰り返し使うという方も多いでしょう。
ですが繰り返し使用していると、口や鼻からの雑菌も付着するため、感染症を起こす原因になることもあります。
安いものを気軽に取り替えながら使っていくのが理想だと言えますね。
高額で機能性に優れた物を選ぶよりも、意外と安価な物の方が花粉症対策には適しているとも言えます。
毎日気軽に使い捨てできるようなもの、ということを基準に選んでみましょう。
まとめ
花粉にマスクが効果なしという声もありますが、実際にはかなりの確率で花粉をキャッチしてくれることが分かっています。
春に辛い花粉症状で悩まされるという方は、定番のマスクによる対策を信じてみましょう!
じっくり比較しながら、より優れたものを正しく利用していくということが重要ですね。