花粉症の症状と言えばくしゃみや鼻水をイメージする方が多いでしょう。
それから目の痒みですね。
こういった粘膜部分はアレルギー反応を起こしやすい部分なので、
「これは花粉症の症状だな~」と意識している方が大半です。
ですが、実は花粉症の症状は微熱、ぼーっとするなど、意外なものも多数あるのです。
さらに、中には花粉症の時期になると決まって、便秘に悩まされるという方もいます。
では、これらの症状と花粉症はどう関係しているのでしょうか?
花粉症の症状☆微熱
花粉症の症状で微熱が出ると、くしゃみや鼻水と合わせて、
「風邪をひいたのかな?」
と勘違いしてしまう方が少なくありません。
ですが、実はこの「微熱」も、立派な花粉症の症状の1つなのです。
ではなぜ、アレルギー症状の1つであるはずの花粉症で、微熱が出てしまうのでしょうか?
この原因に関しては、まだ研究段階で、はっきりと証明されているわけではありませんが、理由として考えられることがあります。
それは、体の勘違いです。
体は風邪などウイルスや細菌が侵入すると、体温を上げてやっつけようとしますね。
このウイルスや細菌と、花粉とを勘違いしてしまい、体が戦おうとして体温を上げて、熱を出してしまうということです。
こうして微熱が出るために、悪寒なども感じてしまうことがあります。
この場合には、風邪による熱とは違い、風邪薬は効果を発揮しません。
花粉症対策をきちんと行いながら、安静にして体調を整えていきましょう。
花粉症の症状☆ぼーっとする
花粉症の症状でぼーっとすることに悩んでいる方も少なくありません。
頭がぼーっとするから仕事や勉強に打ち込めず、悩んでしまう方も多いですよね。
この、花粉症により起こる頭がぼーっとする症状は、鼻水や鼻づまりに起因していることが多いのです。
花粉症は鼻の中の粘膜に腫れを引き起こします。
すると、うまく呼吸ができなくなり、軽い酸欠状態になってしまいます。
酸素の量が少なくなることで、どうしても頭がぼーっとしてしまうというわけです。
さらに、不快な症状が夜まで続くと、睡眠の質が悪くなってしまいます。
すると日中でも眠気により、頭がぼーっとする症状を感じてしまうというわけです。
また、目の疲れや鼻水などもイライラや集中力の低下を招きます。
これらの症状は、花粉症そのものによって起こる症状が原因で招かれる「二次症状」と言われるものです。
鼻水や鼻づまり、目の痒みなど、本来の花粉症の症状に対策していくことで、軽減される可能性が高いですね。
花粉症の症状☆便秘も!?
便秘に悩まされる現代人は非常に多いですよね。
実は、花粉症の症状で便秘が起こるという方も、中にはいらっしゃるのです。
と言っても、花粉そのものが便秘の原因になるというわけではありません。
これは花粉症の症状を和らげるためにと服用した薬が原因になるケースが大半です。
特に第1世代抗ヒスタミン薬は、中枢神経抑制作用などが強いため、喉の渇き、眠気、便秘といた副作用が起こるリスクが高いと言われています。
もし薬を飲んだことで便秘に悩まされるようになったという場合には、比較的、副作用の少ない第2世代抗ヒスタミン薬を選ぶようにしましょう。
また、花粉症の症状は便秘を改善することでかなり軽減されるとも言われています。
腸には免疫機能の多くが集約されており、ここの環境が整えば、免疫が大きく関係する花粉症にしっかり対策することができるのです。
薬が原因の便秘を引き起こしてしまう前に、花粉症対策に良いと言われるヨーグルトなどを摂取して、対策しながら腸内環境を整えていきましょう!
まとめ
花粉症の症状は微熱や頭痛、倦怠感、ぼーっとするなど、実に様々ですね。
便秘に関しては直接の症状というわけではありませんが、薬を服用することで便秘になってしまうと、まさに踏んだり蹴ったりといった状態になります。
医師ともよく相談しながら、自分の体に合ったケアをきちんと行い、できるだけ辛い症状を感じなくて済むように、対策を立てましょう!