夏の暑さが厳しい季節に、どうしようもなく身体がだるくなってしまうこと、ありますよね。
そんな夏バテの際に役立つ食べ物として知られているのが梅干しです。
では、夏バテに梅干しが効果を発揮してくれるのはなぜなのでしょうか?
梅にはクエン酸が含まれていますが、このクエン酸というのがどのような働きを持つものなのかチェックしてみましょう。
また、夏バテ解消したい時に役立つ梅干しを使ったレシピも、一緒に覚えておきたいですね。
夏バテに梅干しが効果的な理由
夏バテに梅干しが効果的と言われるのには、もちろんしっかりとした理由があります。
まず梅干しには、様々な有機酸が豊富に含まれています。
代表的なのはクエン酸ですね。
それからこのクエン酸サイクルを活発化してくれるリンゴ酸、コハク酸なども含まれ、これらは夏バテ予防、解消に嬉しい効果を発揮します。
さらに梅干しは塩分も含んでいます。
塩分と言えば身体に悪い印象をお持ちの方もいるかもしれません。
ですが、実は塩分は、夏場には汗と共に大量に流れだしてしまうため、適度に補給していく必要があります。
そんな時に、塩分補給にもピッタリなのが梅干しなのです。
しかも梅干しの酸味は、食欲を増進させてくれる働きも持ち合わせています。
夏バテで食欲が出ず、栄養をしっかり摂取できない時にも、ぜひ活用したいですね。
同時に梅干しは食中毒の予防にも役立ってくれますので、夏の暑い時期の食事を、トータルでサポートしてくれる心強い食材であると言えるでしょう。
夏バテに梅干し!クエン酸の秘密
夏バテに梅干しが効果的と言われている最大の理由は、クエン酸を含んでいるという点です。
では、そもそもこのクエン酸はどういった働きを持っているのか、というのが気になりますよね。
まず、クエン酸は胃液の分泌を促進する働きを持っています。
さらに胃の粘膜を修復させてくれるので、胃腸の調子が整い、食事を美味しく楽しみやすくなります。
さらにクエン酸は肝臓の働きを活発にする働きがありますので、解毒作用がしっかり働けば体調も整いやすいというのも嬉しいポイントですね。
また、クエン酸は血行を改善するのにも効果的です。
クエン酸は腸から血液に入るまでの過程で、酸性からアルカリ性に変化します。
そうして血液の流れを良くしてくれるので乳酸が溜まりにくくなり、疲れにくくなります。
夏バテでは疲れの症状が起こりやすくなりますが、そんな症状にも梅のクエン酸が役立ってくれるというわけです。
さらにクエン酸は乳酸を体外に排泄させることにより、食欲をアップさせる効果も期待できます。
水分の代謝も活発になるので、身体が活性化され、夏バテしにくい元気な状態になるというわけです。
このように、梅干しに含まれるクエン酸は、夏バテ対策に非常に魅力的な、様々な効果が期待できる成分であるということが分かりますね。
夏バテ対策だけではなく、習慣的に気軽に取り入れていきたいものです。
夏バテに梅干し!効果的なレシピ
夏バテに梅干しの効果を最大限に引き出してくれるようなレシピを考えてみましょう。
まず、夏バテ対策に効果的と言われている代表的な食べ物の1つに、豚肉がありますよね。
実はこの豚肉、梅干しとも非常に好相性です。
梅が豚肉独特の臭みを軽減してくれる効果も期待できますので、ぜひ取り入れてみましょう。
豚肉と玉ねぎなどの野菜を、梅干し、醤油少々、かつお節でさっと炒めるだけでも、簡単な一品が出来上がります。
さらに、梅干しと豚肉を煮込んでも美味しいお料理に仕上がります。
シメジなどキノコ類と豚肉を、だし汁と醤油やみりんで味付けして煮込み、ここに梅干しをちぎって加えてみましょう。
ただし、梅干しの塩味が加わる分、醤油は控えめに使用してください。
それから、夏と言えばあっさり冷しゃぶ、というレシピも人気ですよね。
そこで、そんな冷しゃぶの際にドレッシングに梅干しを加えるという方法も良いですね。
あっさりしているので食欲が低下している時でも美味しくいただけます。
また、梅干しを食べるのが苦手という方なら、梅ジュースで摂り入れていく方法もあります。
梅の果実を氷砂糖で漬けこむだけで簡単に出来上がりますので、手作りの梅ジュースにチャレンジして、夏を満喫してしまいましょう!
梅干しは様々なお料理やお菓子作りにも活用できる、大変便利な食材です。
夏バテが心配な方も、すでにバテてしまっているという方も、ぜひ色々なお料理で取り入れてみてください。
まとめ
夏バテに梅干しの効果は、非常に優れたものであることが分かります。
梅干しは食中毒予防の観点からも、夏場には見逃せない魅力的な食材。
ぜひ食卓に取り入れて、夏を快適に過ごすための心強い味方として取り入れていきたいですね。