喪中の初詣、神社はダメだけどお寺はOK?喪中時の参拝ルールまとめ

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お正月には、「毎年、初詣に行く」という方も多いでしょう。
ですが、喪中の時には「初詣に行っても良いのだろうか?」と不安を感じてしまいますよね。

年賀はがきを出すのは控えるべきとされる喪中。
では、初詣はどうなのか、神社とお寺のそれぞれの参拝ルールについて、気になる情報を紹介していきます。

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喪中とは?

「喪中の初詣の参拝ルール」について知る前に、まずは「そもそも喪中って、いつからいつまで?」なんて疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
ご自身の立場が喪中に当てはまるのかどうかも、悩んでしまうこともありますよね。
そこで、まずは「喪中とは?」という疑問を解決していきましょう。

喪中というのは、近親者を亡くした時に、その死を悼み、喪に服す期間のことを言います。
この期間の間は、晴れやかなことは慎み、故人の冥福を祈ります。
そのため、お正月に年賀状を出したり、お正月飾りを出すこともしません。

ちなみに、喪中となる「近親者」についてですが、これは2親等までと考えることが多くなっています。
配偶者や両親、配偶者の両親、ご自身の子供、兄弟・姉妹やその配偶者、祖父母、孫などが喪中の範囲内ということですね。
3親等からは喪中とはしないケースが多いので、曽祖父母や叔父叔母などが無くなった場合は喪中からは外れる可能性が高いです。
ただし、考え方は様々で、故人との縁が深い場合は何親等かに関わらず、喪に服すこともあります。

それから期間ですが、こちらも故人との関係性によって変わってきます。
例えば父母や夫の場合は、13カ月が喪中の期間とされています。
養父母や父方の祖父母、夫の父母であれば150日です。

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これらの喪中の期間に関する考え方は、明治時代に定められたものですので、今では撤廃されています。
現在では、四十九日までが忌中、一周忌までの1年間が喪中とする考え方が一般的です。

喪中の初詣☆神社の参拝ルールは?

神社の参拝ルールでは、「忌中の参拝は控えるべき」ということになります。
そのため、忌中であれば神社で初詣をするのはやめた方が良いでしょう。

これは、神社では「死」を「穢れ」と考えているため、近親者にご不幸があって間もない時には、神聖な場所である神社の鳥居をくぐってはいけないとされているからです。
また、神社では「穢れ」は伝染するという考え方もあるため、拝殿への参拝も良くないと考えられています。

ただし、これはあくまでも忌中の場合の考え方です。
実は神社であっても、四十九日を過ぎた喪中であれば、神社への参拝も特に問題はないのです。

喪中の際の神社での参拝ルールとしては、いくらお正月とは言え、近親者が亡くなって1年も経たない喪中なのですから、お祭り騒ぎは控えるべきという注意点が挙げられます。
ですが、普通に参拝するだけであれば、決してダメということはないのです。

喪中の初詣☆お寺の参拝ルールは?

お寺と神社とでは、「死」に対する考え方が違います。
お寺では死を「穢れ」とする考え方は無く、忌中や喪中の参拝についても、特に難しい参拝ルールや制限はありません。

むしろお寺では、近親者が亡くなった後、初めて迎えるお正月には、お寺やお墓に訪れて手を合わせ、冥福を祈るべきという考え方もあります。
もちろんお寺に初詣に訪れて、「お正月だから」とお祭り騒ぎをするのは良くありませんが、参拝するだけなら、こちらも全く問題は無いのですね。

どうしても喪中の初詣に抵抗を感じるのであれば、お寺を選べば安心でしょう。

喪中の初詣について~まとめ~

喪中の初詣は「ダメ」というイメージを持っている方が少なくありませんが、意外なことに、忌中でなければ神社でも参拝はOKなのです。
忌中の場合は神社は控えるべきですが、お寺なら大丈夫。
「初詣に行きたいけれど、喪中だから・・・」と控える必要はないのですね。

喪中であっても、素敵な新年を迎えるために参拝しておきたいというのであれば、安心して神社やお寺に初詣に訪れてしまいましょう!

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