おみくじをひくときには、「大吉が出ますように!」なんて願ってしまいますよね。
ですが、そんな願いに反して、なんと「凶」のおみくじをひいてしまうこともあるでしょう。
凶なんて、とても縁起が悪い印象があり、「なんでこんなおみくじ、入れておくんだよ!」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
では、おみくじで「凶」が出てしまうのには、一体どんな意味があるのでしょうか?
本当に縁起が悪いのか、もしひいてしまった場合には、厄払いは必要なのか・・・
そんな気になる点について、調べてみました。
おみくじで凶が出る意味は?
おみくじで凶が出てしまうと、「ものすごく悪いことが起こるのではないか?」と考えてしまう方も少なくないでしょう。
ですが、実はおみくじで凶が出てしまう意味は、「悪いことが起こる」というものではないのです。
おみくじの凶が意味しているのは、「気持ちを引き締めて行動すべき」といったことです。
「きちんと反省しなさい」「頑張りなさい」といった意味も込められており、決して悪い意味ではありません。
おみくじというのは、占いなどとは違い、「神様の言葉を受け取る」という意味合いのあるものです。
そのため、凶をひいてしまうのは「運が悪いから」という受け取り方そのものが間違っているのです。
ちなみに、多くの神社では、おみくじの凶は大変少ない数しか入れていません。
そんな凶のおみくじをひいてしまったということは、ある意味、「とてもすごい運を持っているのでは?」なんてプラス思考に考えてみるのも良いかもしれませんね。
おみくじの凶は縁起が悪い?
お正月早々からおみくじで凶をひいてしまうと、「なんて縁起が悪いんだ!」「今年は良くない1年になってしまうかもしれない」なんて感じてしまう方もいるかもしれません。
では、本当におみくじの凶は、縁起が悪いのでしょうか?
実は、この考え方も間違っています。
おみくじの凶は、「今が底にあり、努力したり反省したりすることで、これから良くなっていく」ということを示しています。
また、凶をひいてしまったことで、「悪いことが起こらないように気持ちを引き締めて行動しなければならない」という気持ちになることもできますね。
気持ちを引き締め、努力することで、自分が磨かれ、運が開けるということを意味するおみくじの凶。
これは、決して「縁起の悪いもの」ではないと言えるでしょう。
せっかく神様が、これから良くなるようにメッセージを送ってくれているのに、これを「縁起が悪いもの」なんて考えてしまうのは、もったいないですね。
凶のおみくじをひいてしまった場合には、「縁起が悪いから」と毛嫌いするのではなく、「これから良いことが起こるように努力しよう」と気持ちを切り替えるきっかけにしてみましょう!
おみくじの凶は厄払いが必要?
おみくじで凶をひいてしまった場合には、「厄払いしなければ悪いことが降りかかるのでは?」という考え方をしてしまう方もいるかもしれません。
ですが、凶のおみくじに込められた意味を考慮すれば、厄払いの必要もないことが分かりますよね。
おみくじをひくと、神社の木などに結び付けて帰る方が少なくありませんが、これは、「木の生命力で運気をあげてもらうため」といった意味が込められています。
厄除けとは少し違いますが、凶のおみくじが気になる場合には、神社の木に結び付けて帰るのも良いでしょう。
ただし、中には「木に結んではいけない」という決まりがある神社もありますので、その場合は結ばずに持ち帰りましょう。
木に結ぶ場合、利き手と逆の手を使って結ぶと、困難なことを達成したということから、凶が吉に転じるとも言われています。
こういった方法で、凶のおみくじを吉に変えてしまうのもアリですね。
それから、凶のおみくじは持ち帰って持ち歩いたからといって、災厄が降りかかるようなものではありません。
むしろ、おみくじには神様からの言葉、教訓が書かれていますので、持ち歩いて、時々読み返してみるのがおすすめです。
教訓を活かして、気持ちを引き締めて生活してみましょう。
持ち帰った場合には、おみくじが不要になった時にはゴミにするのではなく、お焚き上げで処分することを忘れないでください。
おみくじの凶が持つ意味~まとめ~
おみくじの凶には、一般的なイメージである「悪いことが起こる」「運気が下がっている」といったこととは、全く別の意味が込められていることが分かりました。
もし、お正月早々に凶のおみくじをひいてしまっても、がっかりせずに、「今が底だから、これからは努力次第で良くなるばかり!」とプラス思考に受けとめ、教訓を活かしてみましょう!