畳の部屋はホッコリ落ち着くものですが、畳は管理がけっこう大変ですよね。
特に多くの方が「やってしまった!」という経験があるのが、畳のカビではないでしょうか?
畳は高温多湿の環境になると、カビが生えてしまいやすいのです。
ですが、もしうっかりカビを生やしてしまったとしても、正しい落とし方でケアすればキレイな状態を取り戻せることもあります。
そこで、そんな畳のカビに関する落とし方、効果的な掃除の仕方について紹介していきましょう。
畳のカビの落とし方☆カビキラーは有効?
畳でカビが生えてしまった時、「カビと言えばカビキラーでしょ!」と、お風呂掃除などで使用するカビキラーを吹きかけてしまう方は少なくないでしょう。
確かにカビキラーには、カビを退治する効果が抜群のアイテムです。
ただし、畳のカビの掃除でカビキラーを使用する場合には、細心の注意が必要となります。
なぜなら、カビキラーは漂白効果が非常に高いため、カビを落とすだけでなく、畳本来の色まで奪ってしまう恐れがあるからです。
そのため、せっかくカビがキレイに落とせても、色にムラのある畳に仕上がってしまう可能性が高いのです。
また、カビキラーによりデリケートなイグサを傷めてしまう恐れもあります。
カビキラーは刺激も強いので、特に小さな子供やペットがいる家庭では、直接お肌に触れる場所に使用するには不安もありますね。
これらの点を考慮すると、カビキラーを使った畳のカビ掃除は、あまりおすすめできない方法と言えますね。
畳のカビの落とし方☆エタノールや酢は?
畳のカビの落とし方では、エタノールや酢を使った方法もあります。
特にエタノールはアルコール度数が高いため、すぐに蒸発するので、畳のカビ掃除には大変適しています。
方法はとても簡単で、カビの部分にエタノールをスプレーして、歯ブラシなどで軽くこすれば良いだけです。
強くこすると、畳が傷んでしまうので、優しくこすることを忘れないでください。
これで、軽度のカビであればスッキリ落とすことができてしまいます。
それから、小さな子供がいても安心して行える畳のカビ掃除の方法としておすすめなのが、「お酢」を用いた方法です。
お酢は原液で使用するのではなく、バケツ1杯に大さじ2杯程度で薄めて使用します。
あとは、布巾に含んでしっかり絞り、畳の目に沿って拭き取れば良いだけです。
このお酢を用いた方法も、軽度のカビであれば効果が期待できます。
拭き取った後には、畳をよく乾かしておきましょう。
畳のカビの落とし方☆ハイターも効果的!
畳のカビがかなりの重度なものであった場合は、エタノールやお酢を用いた方法では太刀打ちできないかもしれません。
そこで、そんな時に役立ってくれるのがハイターを用いる方法です。
まず、使用するハイターは「酸素系」のものを選びます。
これを重曹と、1:1の割合で混ぜ、さらに水を少しずつ加えてペーストにします。
このペーストをカビに塗布し、あとは水で絞ったタオルでペーストを叩くようにしながら拭き取っていきます。
仕上げに乾いたタオルで拭き取り、乾かしましょう。
それでもカビが落ちない場合は、同じ行程を繰り返してみてください。
また、ハイターが畳に残らないよう、ニオイが気にならなくなるまで何度も拭き取っていくことも大切です。
この方法は効果的ではありますが、畳が変色したり、傷んだりする恐れもあるため、慎重に行いましょう。
畳のカビの落とし方~まとめ
畳のカビの落とし方には、カビキラーやエタノール、お酢、ハイターなど、いろいろなアイテムを用いた方法があります。
小さな子供やペットがいる家庭なら、安心なエタノールやお酢を、頑固なカビをどうにかしたいなら、カビキラーやハイターを用いた掃除方法で、カビを撃退してしまいましょう!
大切なのは、各家庭の状況とカビの状態に合わせた落とし方を選ぶことですね。