夏休みの宿題は、勉強も大変ですが、何よりも工作など創意工夫が試されるものに頭を悩ませてしまう・・・という方は少なくないでしょう。
ただ与えられた課題をこなせば良いだけのものに比べると、こういった「アイデア」を出さなければならないものは、親にとっても大きな課題ですよね。
では、夏休みに創意工夫の工作を作る場合、小学生ならどのようなものがあるのでしょうか?
その子その子の個性を発揮できるようなものをチェックしてみましょう。
夏休みに創意工夫の工作で自分の空間づくり
夏休みに工作を作るというと、何が良いのか分からず、つい簡単で見栄えの良いキットに頼ってしまいがちです。
ですが、これでは創意工夫は生まれませんね。
そこで、簡単にできる夏休みの創意工夫の工作として挙げられるのが、自分の空間づくりをする方法です。
自分の空間というと難しく感じられるかもしれませんが、要はお菓子の空き箱などの中に、自分好みにアレンジした小部屋を作ってみるというものですね。
材料は、その辺に落ちている小枝や、海岸で広い集めた貝などでも良いですし、100円ショップで販売されている手芸のグッズなんかを使っても良いでしょう。
家にボタンが余っているなら、これも飾りとして使えます。
あるいは、紙粘土などで中の飾りを作るという方法もあります。
このように子供が自分自身で選んだ様々な物を、空き箱の中に飾りつけながら、お好みの空間を作っていきます。
例えば「お菓子の部屋」「カブトムシの公園」など、何かテーマを作ると取り組みやすいですね。
材料にもコストをかけることなく、親もほとんど見守るだけで簡単にできてしまう、しかも創意工夫が溢れた魅力的な工作に仕上がります。
夏休みに創意工夫の工作☆スノードームに挑戦!
夏と言えば暑さの厳しい季節・・・
そんな時に、あえて涼しげな工作作りをしてみるのも良いですね。
クリスマスのイメージがあるスノードームですが、夏場に見てもなんとなく、心が和むものです。
スノードームなんて作れるのか、と思えてしまうかもしれませんが、実は意外と簡単です。
用意するのは、ジャムなどの空き瓶と、スポンジ、卵の殻、洗濯糊、瞬間接着剤、中に入れる人形。
まず卵の殻を乾燥させて細かく砕きます。
それから空き瓶の口に入るくらいの大きさでスポンジを切り、フタの裏側にスポンジを貼り付けて、ここに人形も貼り付けます。
次に空きビンの6分目くらいまで水を入れて、さらに9分目まで洗濯糊を加え、卵の殻を入れてフタをし、15分程度放置します。
するとスポンジに吸い込まれて水と洗濯糊の量が減るので、ここにさらに水と洗濯糊を加えて調整します。
あとは、フタの周囲の水を拭き取って、瞬間接着剤を塗布してフタをしっかり締め、逆さにすればスノードームが出来上がります。
中に入れる人形をどんなものにするか考え、配置などを工夫すれば、スノードームの中身にストーリー性が生まれますよね。
さらに瓶の外側から接着剤などを用いて貝殻を貼り付けたりしながら、可愛くアレンジしてみるのも良いでしょう。
こういったアレンジにより、さらなる創意工夫が生まれます。
夏休みに創意工夫の工作☆貯金箱も!
子供の夏休みの工作、と言えば定番中の定番なのが、貯金箱ですね。
実はこれも、意外と創意工夫できてしまうものなのです。
例えばチップスターの入れ物を使った貯金箱作り。
ただ単に穴をあけて表面に折り紙などで飾りを付けるだけでも良いのですが、これでは創意工夫がイマイチです。
そこで、中身をちょっと工夫してみましょう。
牛乳パックなどの厚紙を、幅4センチ×長さ16センチに切り、2㎝ごとにマスキングテープで留めながら折り曲げ、風車の形にします。
それから目打ちなどを使用して空き箱の両側に穴をあけます。
さらに5mm~1㎝程度に切ったストローを4本用意し、これを空き箱の外側→中側→風車→中側→外側になるように順番に挿して穴に通します。
外側に出ているストローの部分にも、牛乳パックで作った飾りを挿すと、さらに可愛らしくなりますね。
中にお金を要れると、中の風車がクルクル回るという素敵な仕掛けが付いた、面白い貯金箱の出来上がりです!
まとめ
夏休みの創意工夫のある工作、というと難しく考えてしまいがちですが、意外と子供はアイデアの塊。
少しヒントを与えてあげると、面白い作品が生まれるかもしれません。
こういった作品を参考にしながら、子供の持つアイデアを膨らませてあげましょう。