育児や仕事で忙しい主婦は、「朝はバタバタするから、洗濯物は夜にしてしまおう!」というケースも多いですよね。
ですが、洗濯物を夜干すと臭いが心配になってしまいます。
では、なぜ洗濯物を夜干すとイヤな臭いがしてしまうのでしょうか?
また、どうすれば夜干ししてもスッキリ良い香りに仕上げられるのでしょうか?
臭いの原因と共に、夜干ししても臭わない工夫を紹介していきます。
洗濯物☆夜干すと臭いが気になるのはなぜ?
朝干して、夕方に取り込んだ洗濯物は、洗剤や柔軟剤の良い香りが残っていたり、すっきり清潔感のあるものになりますよね。
ですが、夜干すとどうしても不快な臭いが付いてしまったりします。
では、そもそも、この臭いの原因は何なのでしょうか?
実はこれは、洗濯しても落とし切れていない「雑菌」や「タンパク質の汚れ」が原因になった臭いなのです。
生乾きの洗濯物を嗅ぐと、これらの不快な臭いがするのですが、お日様のもとでカラリと乾かしたものは、ほとんど臭いが気になりません。
ですが、夜干しの場合は乾くまでの時間が長くかかってしまうため、菌が繁殖しやすくなってしまい、臭いが出てきてしまうのです。
また、お風呂の残り湯などで洗濯している場合は、さらに雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
夜にお風呂の残り湯で洗い、そのまま夜干ししている場合は、かなり臭いが出やすい状態になっていると言えますね。
夜干しでも臭わない工夫☆洗濯物をよく洗う
夜干しの原因が洗濯物に残った汚れや雑菌なら、「できるだけ汚れと雑菌を残さないようにすれば、臭いも防げる」ということが言えます。
夜干しをする時には、特にしっかり目に洗濯をしておくことが大切です。
洗濯の時間やすすぎの時間を長めにしてみましょう。
また、近年では夜干しの家庭が増えたことに合わせ、様々なメーカーから「夜干し用の洗剤」などが登場していますね。
こういったものはしっかり菌をやっつけてくれたり、臭いの原因を取り除いてくれます。
洗剤を夜干し用のものに変えるのも、臭いを無くすための工夫の1つと言えるでしょう。
ただし、中には強い洗剤は「お肌への影響が気になる」といった方もいらっしゃいますよね。
そのような場合には、すすぎの際に酢を入れてみると、臭いが軽減されます。
酢には柔軟剤の効果も期待できますので、使ってみる価値ありですね!
夜干しの洗濯物を洗う際には、お風呂の残り湯も、できれば使わない方が良いでしょう。
清潔な水でしっかり洗ってから干せば、夜干しの臭いもかなり気にならなくなるはずです。
それから、もう1つ大事なのが、洗濯機の掃除です。
洗濯層の裏がカビや垢だらけだと、洗濯物にも菌が付着しやすくなり、臭いが発生しやすくなります。
洗濯層も月に1度はしっかり洗浄しておきたいですね。
夜干しでも臭わない工夫☆乾かす時間を早める
夜干しで菌が増殖し、臭いを発してしまうのは、「乾くまでの時間がかかり過ぎているから」です。
これを解決すれば、昼干しと変わらないくらい臭いを軽減することは可能であると言えます。
デリケートな衣類でなければ、脱水時間を眺めにして、できるだけ乾きやすい状態にしてから干すのも1つの方法ですね。
また、洗濯物を干す際には、できるだけ衣類の間に「隙間」を作るようにしてください。
くっついた状態では乾きが悪くなるため、ますます臭いがひどくなる原因になります。
それから、夜干しする際は夜露が気になる外に干すのはやめて、室内で干すのも工夫の1つです。
とは言っても、室内では湿気がこもって乾きにくくなりますので、除湿器などを上手に使うと良いでしょう。
除湿器は雨の日の洗濯物にも活躍してくれるので、持っておいて損はありません!
こういった工夫をすれば、乾くまでの時間に昼干しとの大きな差が無くなり、臭いも感じにくくなるでしょう。
洗濯物の夜干しの臭いについて~まとめ~
洗濯物の夜干しの臭いが発生する原因は、菌と汚れ。
せっかく洗ったものなのに、これらが付着しているというのは、なんだか残念ですよね。
ですが、そんな洗濯物の「夜干しの臭い」は、洗い方と乾かし方の工夫次第でかなり軽減することが可能です。
太陽の光でカラリと乾かすのが理想ではありますが、どうしても朝、洗濯をする時間がないという方は、工夫を取り入れながら臭い対策して、気持ちの良い洗濯物に仕上げましょう!