書道の筆の種類☆小学生の場合の選び方は?扱い方のコツは?

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習字で書道を習い始めた、あるいは小学校の授業で始まったということで、筆を使い始める子供も多いですね。
そこで、親も一緒に買いにいって筆選びをするわけですが、実は種類もいくつかあり、小学生用に良いものを選ぶのが難しかったりするものです。
親だからと言って、誰でも書道の筆について詳しく子供にアドバイスできるほどの知識があるわけではないですよね。

では、そもそも書道の筆の種類には、どういったものがあるのでしょうか?
また、小学生の場合の選び方では、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?
扱い方についても、知っておきたいところですね。

そこで、そんな興味深い書道の筆に関して紹介していきます。

書道の筆☆種類とは?

普段から使用する機会があるという方の少ない書道の筆。
そのため、種類などについて詳しく知っているという方は少ないでしょう。

では、書道の筆の種類には、具体的にどういったものがあるのでしょうか?

まず、筆の穂の直径による種類があります。
書道用太筆と言われるものは一般的に大きな文字を書く際に使われるものですね。
これにも、直径ごとに種類があり、直径13mmの3号サイズが一般的です。
あるいは、直径11mmの4号サイズも良いでしょう。

それから書道用小筆という種類があります。
これは名前など、細かい部分に使うものです。
この小筆に関しても、サイズがあり、特に多く用いられるのは7.6mmの7号サイズか、6.7mmの8号サイズです。

これらの太筆、小筆には、初心者向けのわがみ小路という弾力のあるタイプや、オールマイティに使用できるくれ竹筆、伝統工芸品である熊野筆などの種類があります。

他にも穂先の形状など、イロイロな種類がありますので、自分の使いやすいものを選ぶことが大切です。

書道の筆の選び方は?

書道の筆の選び方でまず大切なのは、穂先が整っているかどうかチェックすることです。
これは特に小筆に関して重要なポイントですね。
それから穂の形もよく見て、キレイな円錐になっているかどうか確認しておきます。
穂の長さや硬さ、形状などもよく確認しておくことが大切です。

量販店で購入する際にも、こういった細かいポイントに着目して、よく観察しながら選んでいけば、失敗が少ないでしょう。
どうしても不安な場合には、専門店に行って相談してみるのも良いですね。

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小学生の場合は、初心者向けの筆ということになります。
書きやすい大きさとしては、7号程度のものが良いでしょう。
それから、毛の種類ですが、小学生の初心者向けなのは兼ごう筆と言われるものです。
これは馬ややぎ、タヌキなどの毛を混ぜて作られるもので、硬さもあり、扱いやすいので、まずはこういった筆から選んでみると良いでしょう。

最初はとりあえず7号サイズの兼ごう筆で、慣れてきたらより書きやすい筆、自分に合った筆を探してみるという方法がベストですね。

書道の筆☆扱い方の注意点は?

書道の筆は扱い方も重要なポイントになります。
小学生が簡単に使っている気軽なアイテムと思えるかもしれませんが、動物の毛で作られた繊細なものであることを忘れてはなりません。

まず、重要なのは筆おろしです。
優しく指先で揉みほぐすようにして、穂先の2/3程度をおろします。
ゴリゴリ押し付けておろしたり、全ておろしてしまうことのないようにしましょう。
全ておろすという方法もありますが、初心者の場合は繊細な線も書きやすいよう、2/3程度にしておくのが理想です。

それから、おろした筆は1度軽く洗い、ノリを取っておくことも大切です。
その後、使用する際には墨汁よりも固形の墨を擦って作ったものの方が、筆は傷みにくくなります。

それから、筆を扱う際には持ち方にも気を付けましょう。
筆は鉛筆のように持つのではなく、人差し指と中指で向こう側を、親指でこちら側を支えるようにして、残りの2本は支える感じで添えて持ちます。
筆の軸の半分よりやや上を持つことで、様々な線が描きやすくなります。

こうして筆を使って書道を行ったら、その後、必要なのが後片付けですね。
後片付けの際は、洗わない方が良いなんて説もありますが、そんなことはありません。
プリンカップなどの容器に入れた水に、穂先の墨が付いている部分だけ浸けて、軽く振るようにして洗っていきます。
水を交換しながら20回ほど洗うと、キレイになります。

最後は水気を優しくタオルなどで押すようにして吸い取り、形を整えて風通しの良い場所につるし、陰干しすればOKです。
面倒ですが、こういった正しいお手入れをしていくことで、筆の寿命が格段に延びるのです。

まとめ

書道の筆は種類も多く、選び方も難しく感じられてしまいますね。
ですが小学生の初心者なら、扱い方もこれから学ぶところ。
まずはスーパーなどで初心者向けとして気軽に販売されているものを使って、おろし方、持ち方や洗い方などの基本をマスターするところから始めると良いでしょう。

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