ダイエットを成功させるために、実はとても重要なのが「お尻を温める」ことです。
運動や食事に気を配っているのに痩せない方も、お尻が冷えていることが原因かも知れません。身体の中でも大きな筋肉が集まっているお尻。お尻が冷えていると、身体全体のエネルギー効率も下がり、脂肪を溜め込みやすい体質になるのです。
下半身の血流に大きく関係するお尻をしっかり温めることで痩せやすい身体になり、あなたのダイエットの効果を更に高めることができます。
この記事では、なぜお尻を温めるとダイエットで痩せるのか、お尻の温め方やおすすめのグッズをご紹介します。この記事を最後まで読めば、なかなかダイエットの効果が出なかったあなたも、お尻を温める方法でダイエットに成功することができます。
お尻を温めてダイエットで痩せる
お尻を温めるとダイエットで痩せる理由は、血流がアップすることで脂肪を燃焼しやすくなり、ダイエットで痩せやすい身体になるからです。
お尻は身体の中でも筋肉や脂肪が最も多い部位の一つです。そのためお尻を温めると、身体全体が体脂肪をうまくエネルギーに変える力が作用し、ダイエットの効果を高めることができます。
手足の冷えは気になるけれど、お尻の冷えなんて気にしたことがない・・・
そんな方も、少なくないですよね。いつも衣類に覆われており、あまり意識する機会のないお尻は、触れてみると驚くほど冷えていることもあります。
普段の生活ではほとんど動かすことがなく冷えやすいお尻。お尻が冷えている人はお尻を動かしたり外側から温めることで、ダイエットで痩せやすい身体を手に入れましょう。
お尻の冷えは太りやすい原因を知ろう!
お尻の冷えが太りやすい原因は、脂肪がつきやすい体質になるからです。お尻の血流の悪化が下半身の冷えにも繋がり、結果的にお尻・下半身の脂肪を溜め込むことになります。
実は、脂肪は体を冷えから守る断熱材のような役割をします。人の体は、冷えているところがあると、その部分を冷えから守ろうと、たっぷりの脂肪を付けてしまいます。つまり、お尻が冷えていると、お尻に脂肪を溜めこみやすくなるのです。
また、お尻が冷えると太い血管や血流を調整する神経の働きが弱まります。血流が悪くなることにより、下半身全体が冷え、脂肪を溜め込む原因となります。
このように、お尻の冷えは下半身デブの大きな原因であり、健康面を考えても、決して良いことではないのです。逆に言えば、お尻の冷え対策をしっかり行っていけば、内臓や下半身の血行も良くなり、代謝がアップしてダイエットが成功しやすい体作りができるというわけですね。
お尻を効果的に温める方法は?
お尻を効果的に温めるには、「仙骨」周辺を温めましょう。
仙骨は、骨盤の真ん中にある逆三角形の骨です。仙骨には8つの穴があると言われており、内臓に繋がる神経、太い血管が集まる場所であり、温めるとお尻の血行・代謝がよくなります。
お尻マッサージで効果的にほぐす
手を使ってお尻を揉みほぐしていくと、それだけでポカポカと温まってきます。お尻のコリをほぐす効果もあるのでおすすめです。
また、マッサージを習慣にすることは、長期的な効果が見込めます。なぜなら、「お尻が冷えたから温める」ことより「冷えにくい身体にする」方がダイエットの根本的な解決になるからです。
脂肪は関節の動きが少ない部分につきやすいので、股関節周りは特に重点的にマッサージしましょう。
ホッカイロで温める
寒い所で仕事をする時や、冷えがひどくて気になる時には、カイロを使ってお尻を温めましょう。
ホッカイロは仙骨に貼るのが効果的です。手で触って、仙骨を確かめてからピンポイントで貼りましょう。
ホッカイロは服の上からよりも、下着の上から貼るとすばやく熱が伝わります。小さいカイロの場合は仙骨の上に並べて2枚、大きいカイロの場合は仙骨を覆うように貼ると効果的です。
ストレッチをする
寝る前にストレッチで体の筋肉をほぐすことを習慣にしてみましょう。
お尻に限らず、全身の血流が良くなる効果が期待できます。デスクワークなどで普段お尻を動かすことが少ない方は、ストレッチを取り入れてお尻の血流を良くして温めましょう。
この記事ではお尻を温められる、ボールを使ったストレッチをご紹介します。ボールはソフトボール(柔らかいボールではなく、軟式野球用)か、テニスボールがオススメです。
左右で1日1セットでも効果があるので試してくださいね。
ボールを使ったストレッチのやり方
- ベッドや布団の上など、硬すぎない場所で仰向けになりひざを立てます
- 左右どちらかのお尻の下にボールを入れます
- 身体が45°になるくらいまで傾けてボールに体重を乗せます
- 30秒ほどキープします
厚手のタイツを履いたりブランケットをかけてもなかなか温まらない下半身も、ストレッチをすることで身体の中から温めることができます。
半身浴やシャワーで温める
1日の終わりには半身浴をして、お尻をじっくり温めてあげましょう。炭酸ガス入りの入浴剤や、温熱作用のある入浴剤を入れるとより効果的です。
また、ゆっくりお風呂に入る時間がない方には、シャワーで温める方法が手軽にお尻を温められておすすめです。シャワーを浴びるのは仙骨です。以下の手順で、約1分やってみてください。
- 温かいと感じる程度のお湯を15秒
- 少し熱いと感じる程度のお湯を15秒
- 熱いと感じる程度のお湯をを30秒
体温が上がりすぎて湯冷めしないように、仕上げに冷水を首や手首にあてるのもオススメです。寝る前に体温が上がれば睡眠の質が高まり、成長ホルモンが分泌されることで更にダイエット効果が期待できます。
適度な運動をする
筋肉は血行促進に大変効果的です。
ウォーキングなど、無理のない範囲で運動を取り入れて、お尻をはじめ全身の筋肉を温めましょう。
外に出るのがむずかしい方は、スクワットがおすすめです。お尻と同じく、身体の最も大きな筋肉があるのが太もも。スクワットは足幅や屈む角度を変えればお尻にも太ももにも効果的なので、お尻を温めたい方は取り入れてみましょう。
ただし、身体が冷えた状態で運動を続けることは、ダイエットの観点からは効果が薄いです。運動する時には、まずはホッカイロなどで身体を温めてから始めましょう。
食事に気を付ける
体を冷やす食べ物はできるだけ控え、温める食べ物を積極的に摂るのがオススメです。砂糖は体を冷やすので控えるようにしましょう。
身体を温める効果が期待できる食べ物は、以下の3つの特徴で見分けることができます。
- 寒い地方で育つ野菜や冬が旬の野菜(白菜や大根、カブなど)
- 発酵食品(チーズ、キムチ、醤油、納豆など)
- オレンジ色や黄色の野菜(にんじん、かぼちゃ、さつまいもなど)
また、朝ごはんをしっかり食べることも重要です。朝ごはんを食べることで、朝から身体が活発に動き、体温も上昇します。
お尻を温めるグッズ
「運動やストレッチをするのは苦手・・・」「手早く簡単にお尻を温めたい」、という方にはお尻を温めるグッズを使ってみるのがオススメです。厚着をしなくても、効果的に身体の芯から温められるグッズをご紹介します。
敷くカイロ
「お尻にカイロを貼るのはちょっと抵抗がある‥」という方は、座布団に貼るタイプの『オンスタイル おしり41℃ カイロ 敷くタイプ』がおすすめです。直接身体に貼るわけではないので、ピタッとした服でも、スタイルを崩すことなくお尻を温めることができます。
車移動が多い方は車の中でも使えるので便利です。
お尻温め専用座布団
『レンジでゆたぽん』はレンジでチンするだけで使えるので、急いで温めたい時にもすぐに使えます。柔らかいジェルタイプなので、お尻の下に敷いても痛くなく、お尻を温めるのに使いやすいです。
使い捨てカイロを使わなくても、繰り返し使えるのも嬉しいですね。
女性用パット
パットを下着に貼り付けるだけで、身体の中心部の骨盤から温めることができます。『優月美人 よもぎ温座パット』を使えば、ほんのりしたよもぎの落ち着く香りとともに、身体の芯から温まります。
お尻を冷やしてしまう原因
お尻が冷えてしまう原因は、生活環境によりお尻を動かす機会が少なくなっているからです。
まず、お尻が冷える原因として考えられるのが、長時間のデスクワークです。長い時間、座りっぱなしで仕事などをしていると、お尻は血行が悪くなり、冷えてしまいます。
また、逆に長時間、立ちっぱなしの仕事をしている方も、同じ姿勢が長く続くことで、お尻の血行が悪くなることがあります。
お尻は元々、脂肪が多い部分ですが、この脂肪には「1度冷えると温まりにくい」という性質があります。そのため、お尻の脂肪が多い人ほど冷えやすくなってしまうのです。日頃から運動をして、お尻に適度な筋肉が付いている状態が理想的と言えますね。
お尻を温めてダイエットで痩せる~まとめ~
お尻を温めることで、お尻に余分な脂肪がつくことを防げるだけでなく、脂肪を燃焼しやすいダイエット体質になることが期待できます。
お尻を温める方法は、特別な道具を用意したりお金をかけたりしなくても、今すぐ簡単に取り組めることばかりです。お尻に触れてみて「冷たい」と感じる場合は、毎日のちょっとした心がけで、お尻の冷え対策をして、ダイエット成功と健康の維持に努めましょう!