この記事では、スピリチュアルな目覚めや覚醒が進むと、なぜ人生がつまらなく感じるのかについて、私の経験に基づいて説明します。
自分自身が完全に目覚めているとは言えませんが、スピリチュアルな目覚めを経験している段階では、人生がちょっとつまらないと感じることがあります。覚醒していく過程で、何となく拍子抜けしてしまう感覚があるのです。
もちろん、これは個人的な経験であり、誰にも当てはまるわけではありません。中には目覚めてから大興奮し、「引き寄せ最高！」と感じる人もいますし、スピリチュアルコミュニティからは、「本当の目覚めを体験していないからだ！」という意見も出てくるかもしれません。
ただ、なぜそのような感覚になるのかというと、目覚めの過程は、まるでただその瞬間に身を委ねているような感覚があります。まるで、何も考えずにただ浮かんでいるようなイメージです。
今回は、目覚めの過程で気づいた人生がつまらないと感じるポイントについて、楽しく紹介していきます。皆さんはどんな目覚めを感じていますか？
「人生がつまらない」をスピリチュアルからみる
この記事では、つまらないと感じる状況を二つの側面に分け、その根底にある感情に焦点を当ててみましょう。
まず、一つ目の「退屈さ」は、いわゆる「目覚めっぽくないつまらなさ」と呼ばれます。これは、不満足や不安、自己評価の低さなど、根本的な感情に由来するものです。
たとえば、他の人と比較して自分の幸福を感じられないこと、他人からの期待に応えられないことによるつまらなさ、やりたいことができない状況からくるつまらなさなどが挙げられます。家庭環境からの脱出や、自己の本当の姿を見失った不安もその一例です。
一方で、二つ目の「覚醒っぽいつまらなさ」は、スピリチュアルな目覚めに伴うものです。スピリチュアルな目覚めは個々に異なる定義がありますが、ここでは「本来の自己」に近づくこととします。
本来の自己とは、自己の多様性に対する制限がない感覚や、自分がこうであることに対する満足感などを指します。覚醒が進むと、この状態が常に続き、感情の浮き沈みがあっても、自己の中心に戻れる感覚が生まれます。
スピリチュアルな視点からは、人生がつまらないという状態は悪いことではないとも言われます。逆に、その状態は真の覚醒の兆しであり、本来の自己への近づき方を示しているとも捉えられます。
要するに、ポジティブであろうとネガティブであろうという区別がなくなり、ただ自己の中心に静かに存在するだけの状態が覚醒に伴う普遍的な状態なのです。
人生がつまらないはスピリチュアルな目覚めといえる理由
では、各ポイントをまとめて、あなたがつまらなくなると感じる理由とその背景について挙げてみましょう。
特別感の喪失: 目覚めが進むと、他者や自分自身に特別な性質がないことに気づきます。これは、自己の多様性と開放感を感じる一方で、自己評価の低下や他者との比較からくる不安を和らげる可能性があります。
人間関係の変化: 覚醒に伴い、心地よいエネルギーとの交流を重視し、不要な関係から距離を置く傾向があります。これにより、適応や妥協を求められる人間関係に対するストレスが減少する一方で、一部のコミュニティとの不一致や孤立感が生じる可能性があります。
敵対意識の消失: 自分にとって不要な対立や敵対心が薄れ、相性の悪い相手に対する焦点が減少します。これは、陰謀論的な考え方や他者との対立に対する関心の低下につながる一方で、共感や支援を求める際の難しさも生じる可能性があります。
外部への興味の喪失: 覚醒が進むと、物質的な情報や外部の出来事に対する関心が薄れる傾向があります。これは、自己中心的な関心や精神的な安定を重視する一方で、社会的なトピックや一般的な娯楽に対する興味の減少を意味します。
奇跡への感受性の低下: 本来の自己に近づくと、現実の出来事や自然の流れを自然なものとして受け入れる傾向があります。これにより、一部の人々は奇跡や幸運に対する感受性が低下することを経験するかもしれませんが、一方で自己の内なる力やポジティブな思考に対する信頼が高まることもあります。
人生の意味の変化: 覚醒が進むと、自己の存在そのものが人生の意味であるという理解が深まります。これは、生まれた目的や使命に対する迷いや不安を減少させる一方で、外部の期待や物質的な成功に対する依存から解放されることを意味します。
番外: 健康状態の変化: 自己のバランスが整った状態に近づくと、身体的な健康状態にも変化が現れることがあります。これは、心身の調和や自己治癒力の向上によるものであり、一部の病気や不調の減少に繋がる可能性があります。
これらのポイントは、あなたがスピリチュアルな覚醒を経験する過程で遭遇する可能性がある感覚や認識の変化を反映しています。それぞれの変化がポジティブな面とネガティブな面を持つことを認識し、自己の成長や進化の一部として受け入れることが重要です。
人生がつまらなくなるのは何者かになる必要がないとわかるから
アウェイクニングが進むと、使命が明確になるとか、超能力が得られるというイメージは持っていません。むしろ、ハイヤーセルフとのつながりが深まるのではなく、ハイヤーセルフであることが自覚されるような感覚です。そして、エゴやジャッジメントが薄れていくのを感じます。
スピリチュアルの世界では、エゴやジャッジメントは否定されます。なぜなら、それらが存在すると、自己の本質が曖昧になるからです。しかし、物理的な現実の中では、善悪が明確に分かれており、それが人生において興味深い要素となることもあります。両者の世界のどちらが良いか悪いかということはなく、個々の好みによるところが大きいでしょう。
目覚めの過程は、人それぞれ異なるものです。個人的には、目覚めとは、自己のポジティブまたはネガティブなエゴやジャッジメントから解放されていくプロセスだと考えます。その過程で、物理的な世界が突然興味深くなくなることもあるでしょう。
感情がなくなるわけではありませんが、極端な不安や絶望感が和らぎ、静かなワクワク感や淡々とした喜びが広がっていくのを感じます。使命や役割は、今この瞬間に存在しています。それが、目覚めることの本質であり、自己と周囲の完璧な存在であることを理解することが、真の目覚めなのです。
目覚めや覚醒、人生にゴールはないかも
人生がつまらないのは、魂が真に目覚めていないためだという説は、一定の根拠があると思います。他人軸に偏っていることがその一因として挙げられます。
しかし、目覚めが深まるにつれて、「これでいいんだなあ。」という領域が増えると、人生にドラマティックな要素が少なくなり、それがつまらなさを感じる一因となることもあります。つまり、燃えるような情熱やエモーションが減少し、平穏な状態に落ち着くことが、人生の意味を見失う要因となるのです。
これは、暇であることを受け入れることに似ています。人生も同様に、ドラマティックな要素が減少し、それがつまらないと感じることがあります。
ただし、これが嫌だと感じるかどうかは個人の性質によります。つまらないと感じることがあなたの本質に合わない場合、何か変える必要があるかもしれません。しかし、これが心地よいと感じる場合、それがあなたの人生の意味であり、目覚めの一部かもしれません。
個人的には、人生がつまらないと感じることがありますが、同時に人間を大切に思っています。ですから、もう一度人間の経験をしたいと思うことがあります。
みなさんが目覚めてみて、良い意味で人生がつまらなくなるかどうかは、個々の経験に依存します。
