お店で手に入るわさびには、「生わさび」と「本わさび」という二種類が存在します。
この両者は何が異なり、どのようなわさびなのでしょうか。今回は、「生わさび」と「本わさび」の相違点について説明します。
「生わさび」とは?
「生わさび」とは、収穫されたわさびの根をすりおろして作る薬味のことを指します。
この生わさびは、わさびの根を加工せずに直接すりおろしたもので、刺身や寿司に使われることが一般的です。
「生わさび」という言葉は、長期保存可能な「粉わさび」とか、添加物を混ぜた「練りわさび」と区別するために使われます。
「本わさび」とは?
「本わさび」とは、日本国内で生産されたわさびを指す言葉です。
食用のわさびには、日本国外からの「西洋わさび」や山菜の「山わさび」なども存在します。
「本わさび」という用語は、日本国内で産出されたわさびだけを指し、他の種類のわさびは使用していない製品のみが「本わさび」と呼称されます。
「本わさび」以外に、西洋わさびなどが含まれる商品は、「本わさび入り」という表記がなされることで、他の種類のわさびも含まれていることを示します。
「生わさび」と「本わさび」の違い
「生わさび」と「本わさび」の違いは、茎からすりおろしたままの加工していないわさびが「生わさび」であり、日本原産のわさびの種類が「本わさび」という点にあります。
「生わさび」は、茎をそのまますりおろしたものを指し、そのわさびを加工することなく生のまま使用します。西洋わさびを生のまますりおろした場合も「生わさび」と呼ばれます。一方で、「本わさび」は日本原産のわさびを指し、製品において他のわさびの種類を使用していないことが求められます。粉わさびであっても、日本原産のわさびのみを使用している場合は「本わさび」とみなされます。
日本原産の品種であれば、生産地が海外であっても「本わさび」として分類されます。
まとめ
「生わさび」と「本わさび」は、表している意味が全く異なります。販売されているわさびは同じように見えても、さまざまな種類があるため、違いを正しく知っておくことが重要です。
