夏祭りには、素敵な浴衣姿で日本の風情を満喫したいという方も多いですよね。
ですが、そんな浴衣の着こなしというのは、意外と難しさを感じてしまうものです。
例えば半襟。
浴衣の半襟の付け方はどうすれば良いのか、手ぬぐいで代用する方法とはどのようなものなのか、気になりますよね。
また、着物のように足袋も合わせたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、そんな浴衣の半襟について使い方をチェックしてみましょう。
浴衣の半襟☆付け方は?
半襟というと、着物で言えば必要不可欠なアイテムの1つです。
ですが、浴衣には必ずしも必要なもの、というわけではありません。
ただ、これを合せるだけで浴衣の雰囲気が一気に変わったり、オシャレに着こなすには重宝するアイテムですね。
そんな浴衣の半襟の付け方ですが、ワンタッチ半襟なら簡単に付けることができるでしょう。
そういったものが無い場合には、帯芯を使用します。
帯芯は、幅11.5㎝、長さ1m30㎝程度に切ります。
これを半分に折り、半襟をかさねて中心を決めてから、1.5㎝ほど折って帯芯にくるみます。
こうしてまち針で留めたら。さらに4.3㎝ほどの幅になるように縫い付けていきます。
縫い付けができたら、浴衣の肌着の上に、首にかけるようにして使い、半襟だけを交差し、肌着の腰ひもで留めてしまいます。
あとは上から浴衣を着付ければ、それだけで半襟が重ねられてしまうので意外と簡単ですね。
着物のように難しいものではありませんので、レースの半襟などを用いてチャレンジしてみましょう。
手持ちの浴衣も、印象が変わり、新たな着こなしが楽しめるようになりますね。
浴衣の半襟☆手ぬぐいを活用!
浴衣に半襟を合わせたスタイルは素敵ですが、なかなかそこまでコストをかけられないという方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合には、半襟に代用できるアイエムがあります。
それが手ぬぐいです。
浴衣の半襟に手ぬぐい・・・というと妙に感じるかもしれませんが、実は手ぬぐいはオシャレで素敵な和柄のものが多く、浴衣ともよくマッチします。
首元に巻いておくことで汗を吸うのにも役立ちますので、これは見逃せませんね!
100円ショップでも手に入る手ぬぐいは、色々な柄があります。
浴衣に合わせた色柄のものをチョイスしてみましょう。
手ぬぐいであれば、わざわざ布を切る、縫うという必要もなく、そのままの長さで使いやすくなっています。
厚みもあるので、キレイな着こなしにも役立ってくれます。
付け方は、普通の半襟と同じように、浴衣を着る前の肌着の状態で交差させ、腰ひもや安全ピンなどで留めれば良いだけです。
2枚の手ぬぐいを重ねると、よりキレイに着こなせます。
浴衣に手ぬぐいを半襟にする方法を実践すると、「着こなし上級者」という印象になるのも嬉しいですね。
汗を吸ってくれた手ぬぐいは、自宅でじゃぶじゃぶ洗濯して、清潔に使えるのも嬉しいポイントです。
浴衣の半襟☆足袋も合わせる?
着物であれば、半襟、足袋、草履というスタイルが当たり前ですよね。
ですが着物よりもグンと軽装になる浴衣の場合は、半襟はつけなかったり、素足に下駄というスタイルが定番です。
では、そんな浴衣に半襟、足袋を合せて着物風に着こなすというスタイルはアリなのでしょうか?
実は浴衣に半襟や足袋を合せるというスタイルは、最近人気が出てきたものです。
着物風に浴衣を楽しみたいという方の間で、チャレンジする方も多いようですね。
そのため、白足袋を合わせて今風の着こなしにチャレンジしてみるのもアリと言えばアリでしょう。
ただし、本来の着こなしという意味で言えば、浴衣という軽装に足袋などを合せるのは少し、違うという印象になります。
合せるのであれば、浴衣もそれなりに質の良いものを選ばなければ、不釣り合いな印象になってしまいますね。
洋服でも和服でも、着こなしは時代と共に変化するものですので、半襟と足袋を合わせたスタイルを実践してみるのも決して悪くはありません。
ですが、ミスマッチなコーデになってしまいそうな浴衣であれば、あえて白足袋を合せる必要はないと言えるでしょう。
トータルのコーデをよくチェックしながら、合っているものを合せていきましょう。
まとめ
浴衣の半襟の付け方や手ぬぐいを使った方法、足袋を合せる方法などを確認していくと、浴衣の着こなしも多様化しているということが分かってきます。
自分に合った、また自分の浴衣にマッチする着こなしを楽しんでみましょう!