自宅にお客さまを迎える際、お茶や飲み物とともにお菓子を出すのは一般的ですね。親しい友人やママ友の場合は特に気を使わなくても問題ありませんが、重要なお客さまが訪れる場合もあります。例えば、パートナーの上司や家庭訪問の先生などです。
このような重要なお客さまの場合、お菓子の出し方も気を遣います。特に個包装のお菓子の場合、どのように提供すべきか迷うこともあるかもしれません。
今回は、お客さまに個包装のお菓子を提供する際のマナーや、お帰りに際してお菓子をお持ち帰りいただく際の適切な勧め方についてご紹介したいと思います。
お客さまをお迎えする際のお菓子の出し方やもてなしのポイントについて、ぜひご参考にしていただければ幸いです。
来客へ出すお菓子の盛り方にはルールが!?NGな盛り方はある?
お客さまにお出しするお菓子を盛り付ける際には、いくつかのマナーがあります。個包装のお菓子は、袋や包みから取り出して、個々にお皿に載せて提供するのが基本的な方法です。これは、お客さまが手間をかけずにお菓子を召し上がれるよう配慮するためのものです。
包装がそのままだと、手を出しにくい印象を与えることがあります。また、高齢の方にとっては袋を開けるのが難しいことも考慮すべき点です。したがって、袋や包みからお菓子を取り出し、平たいお皿に盛り付けることで、お客さまも遠慮なくお菓子を楽しめます。
羊羹などは楊枝を、ケーキなどはフォークを添えて提供するのが一般的です。ただし、お菓子の種類によっては、そのままお皿に盛り付けて提供しても問題ありません。例えば、個包装のクッキーやおせんべい、スーパーで手に入る個包装のお菓子などは、袋に入ったまま提供しても問題ありません。
来客へのお菓子は持ち帰りを勧める?失礼にならない言い方とは?
来客の際に提供するお菓子は、個包装のままだとお客様が手を付けづらいことがありますし、残りやすいこともありますよね。お客様の負担にならない程度で、持ち帰っていただけると助かると思うのは自然な感覚です。
その際に、どのようにしてお客様に持ち帰りを提案すれば失礼にならないか悩むこともあるでしょう。個包装のお菓子を用意する際は、持ち帰りを見越して小さなビニール袋や紙袋を用意しておくと便利です。お客様には言いにくいかもしれませんので、こちらから「お荷物になりますが、どうぞお持ち帰りください」と声をかけ、お菓子を袋に入れて渡すと良いでしょう。
ただし、声をかけるだけでは遠慮されることもありますので、実際に袋に詰めて渡してあげると良いでしょう。100円ショップで手に入るような小さな袋を用意しておくと便利ですね。スーパーの袋だと少し味気ないですし、おもてなしの心が感じられないかもしれません。
まとめ
自宅でのおもてなしは、お客様に快適に過ごしてもらいたいという思いが大切ですね。個包装のお菓子は基本的にはお皿に盛りつけて提供するのが一般的ですが、状況や相手によって柔軟に対応することも大切です。持ち帰ってもらう際は、丁寧に声をかけて袋に入れてお渡しすると良いでしょう。おもてなしに大切なのは、相手の快適さを考える気持ちです。状況や相手に合わせて柔軟に対応し、お客様にとって居心地の良い空間を提供することが大切ですね。