タイルカーペットはフローリングの保護にも役立ちますし、防音効果も期待できますね。
子供たちの遊びスペースには特に重宝されますし、汚れたら簡単に交換できるのも魅力的です。
ですが、タイルカーペットを使用する際には注意が必要です。それは…カビの発生です。
実は、タイルカーペットをフローリングに敷くとその下に湿気がこもりやすく、カビの発生源となってしまうことがあるのです。
インテリアとして利用したり、子供たちの遊び場として利用するつもりが、その下がカビだらけになっているなんて考えるだけで、恐ろしいですよね。
私もかつて住んでいたアパートで子供たちのスペースにタイルカーペットを敷いていましたが、その下をめくったらカビが生えていて、とてもショックを受けたことがあります。
フローリングの上にタイルカーペットを敷くとカビが生えるって本当?
確かにカビは、適切な温度と湿度、そして栄養源が揃った場所で繁殖します。
実際、フローリングとタイルカーペットの間というのはカビにとって理想的な環境となります。
人は日常的に汗をかきますよね。そして、タイルカーペットの上を裸足で歩いたり寝転がったりすると、そのタイルカーペットは汗を吸収します。
この汗がタイルカーペットの裏側まで染み込み、湿気となって残ります。また、フローリングがカーペットに覆われている状態では、湿気が逃げることができずにたまってしまいます。
さらに、タイルカーペットの下はカビの栄養源となるゴミやホコリがたまりやすい環境でもあります。人の皮脂や食べカスなどは、カビにとって非常に魅力的なエサとなるのです。
そのため、フローリングに敷いたタイルカーペットの下はカビにとって理想的な条件が整っているのです。注意を怠ると、カビの繁殖が進んでしまい、その上で生活をすることになってしまいます。
フローリングにカーペット敷きっぱなしは良くない?賃貸だと弁償に?
フローリングにカーペットを敷きっぱなしにすることでカビが発生し、それが修繕費の請求につながる可能性があるというのは確かに心配ですね。
賃貸の場合、カビが発生したとしても入居者に過失がない場合は通常修繕費を請求されることはありませんが、タイルカーペットの敷きっぱなしによるカビ発生は過失とされることもあるようです。
そのため、タイルカーペットを使用する際にはカビ発生を防ぐために注意が必要です。
定期的にタイルカーペットをめくって掃除を行い、風通しを良くすることは重要です。また、水をこぼした場合はタイルカーペットだけでなく、フローリングもしっかり拭き取るようにしましょう。
冬場は結露がたまりやすいので、こまめな拭き取りが必要です。カビが軽度であれば水で希釈したエタノールを使って拭き取ることも効果的ですが、カビ取り用品は使用を避けた方が良いでしょう。
タイルカーペットは洗える場合は漂白剤を入れて洗濯機で洗うことができますが、洗えない場合は漂白剤を薄めた水で拭き取り、乾燥させることが重要です。カビがひどい場合は一部を取り替えることも検討してください。
しかし、掃除機はカビが舞う可能性があるため使用を控えるべきです。もし自分で取り除けない場合はクリーニング業者に依頼するのが良いでしょう。
最終的には管理会社や大家さんと連絡を取り、状況を確認してもらうことが重要です。無理にカビを取ろうとするとフローリングを傷める可能性があるため、注意してくださいね。
まとめ
フローリングの上にタイルカーペットを敷くことは効果的ですが、カビの発生には注意が必要です。
定期的にタイルカーペットをめくって風を通すことや、上下をこまめに掃除することがポイントです。特に結露には注意しましょう。
カビが発生しやすい環境を作らないように注意することで、タイルカーペットの下にカビが発生するリスクを低減することができます。
定期的な掃除を行う際にはカビの発生をチェックすることも大切です。しっかりとしたケアを心がけて、清潔で快適な環境を保ちましょう。